ある生徒さんとの思い出①

年中さんから高校２年生までレッスンに通ってきてくれたHちゃん。

私がピアノ教室を開いて最初に入会された生徒さんです。
幼稚園の頃はとにかく元気で、教室外でも私を見つけると「せんせー、はじかのせんせー！！」と駆け寄って来てくれました。

小学校４年生で音楽朝会のピアノ伴奏に選ばれると、学校帰りに「せんせー！選ばれたよ～(^^)v」と報告に来てくれました。

そんなHちゃんも中学生になって、口数も少なくなり笑顔が見られなくなった時期がありました。
そんな時でもHちゃんは次々に名曲にチャレンジ！
「黒鍵」「愛の夢」「月の光」などを一生懸命に練習してきました。

後でお母様に伺ったのは、中学生のその時期お友達と上手くいかない時で学校も休みがちだったそうです。
学校を休んだ日は一日中ピアノに向かっていたそうです。
そんなHちゃんは今は大手銀行の窓口で働いています。

銀行の面接試験で「あなたが一番自慢出来ることは？」と聞かれて「ピアノのレッスンを１3年続けたことです！」と答え、試験官の方とレパートリー曲で盛り上がったと話てくれました。

今でも週末はピアノを弾いて楽しんでくれているそうです。(＾∇＾)