主役は誰？

ピアノもお勉強も良く出来る女子生徒がいました。




ある年の発表会で、彼女はミスをしたり、止まって弾き直したりしてしまいました。



そんな事もあります。


忘れもしない私も中学2年生の発表会で、途中で暗譜がわからなくなりました。
そして止まりました。



暗譜の甘さを思い知らされたのでした。



そこから学ぶ事は実に沢山あるので、この時の生徒に対しても、私は失敗だなどと思っていませんでした。






ところがこの生徒はお母様から、

「こんなに恥をかかされたのは初めて！」

と言われたそうです。






生徒が私に、

「あの時ね、、」

と話してくれたのはそれから何年か後の事でした。

それだけ時間が経っていたにも拘らず、彼女は思い出して泣きました。





恥をかかされた。。。





我が子が受験でもスポーツでも上手くいって喜んでいる姿を見るのは嬉しいし、失敗した姿を見るのは辛いものがあります。




それは子供の気持ちを慮っての事であって、それが自分の事になってしまうのは違うのではないでしょうか。




お母様たちには、

上手く行った時は、
「良かったね」。


そうでない時は、
「残念だったね」。


と言うスタンスでいて頂きたいと思います。





かく言う私も、自分は子育ての時どうだったの？と問うとあまり自信はありません。

反省を込めてお伝えしております(*^^*)





お読み頂きましてありがとうございました！

では又、ごきげんよう。