ハノンの特徴
ピアニストにとって基礎的なフィンガーエクササイズがとても重要だというお話はしましたが、ロマン派に入ると多くの作曲家がその必要性に注目しました。
小品形式の練習曲ではなく、ヴィルトゥオーゾのためのエクササイズ集を書いたのは実はハノンだけではないのです。リスト、ブラームス、シューマン、ショパンなどの有名作曲家と並んで、ピッシュナやプレディなどもその種の優れた教則本を残しています。
それらの曲はとても難しく、完成されたヴィルトゥオーゾでなくしては弾きこなせないほど高い技巧が求められます。普通のピアニストが全曲をまともに取り組んでいたら手を壊してしまいそうな難曲ぞろいです。
その中にあってハノンの一番の特徴は決して難しすぎないということなのです。(森直紀)
小品形式の練習曲ではなく、ヴィルトゥオーゾのためのエクササイズ集を書いたのは実はハノンだけではないのです。リスト、ブラームス、シューマン、ショパンなどの有名作曲家と並んで、ピッシュナやプレディなどもその種の優れた教則本を残しています。
それらの曲はとても難しく、完成されたヴィルトゥオーゾでなくしては弾きこなせないほど高い技巧が求められます。普通のピアニストが全曲をまともに取り組んでいたら手を壊してしまいそうな難曲ぞろいです。
その中にあってハノンの一番の特徴は決して難しすぎないということなのです。(森直紀)
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