エリーゼのために
5月4日と6日のホームコンサートでは、お子さんから大人まで楽しめるピアノ名曲を集めて演奏いたします。
ベートーヴェン作曲の「エリーゼのために」も演奏しますが、この曲は誰でも知っている名曲ですね。タイトルにあるエリーゼとは実はテレーゼが正しく、彼が想いを寄せた教え子テレーゼ・フォン・ブルンズウィック伯爵令嬢だったいう説が有力です。
ともあれ1810年ベートーヴェンが40歳の時に年若い教え子の練習のために作曲された「バガテル」です。「バガテル」とは古典派時代に最も重要な形式であった「ソナタ」に対して、「取るに足らない」「くだらない」小品といった意味でベートーヴェンが好んで用いた名称です。
大人の愛好家のレヴェルで弾きこなせる難易度でありながら、そのロマンティックで哀愁の漂う曲調からは、身分違いの女性への叶わぬ恋心が伺えますね。そこが時代を超えて世界中で愛されている所以でしょう。(森直紀)
ベートーヴェン作曲の「エリーゼのために」も演奏しますが、この曲は誰でも知っている名曲ですね。タイトルにあるエリーゼとは実はテレーゼが正しく、彼が想いを寄せた教え子テレーゼ・フォン・ブルンズウィック伯爵令嬢だったいう説が有力です。
ともあれ1810年ベートーヴェンが40歳の時に年若い教え子の練習のために作曲された「バガテル」です。「バガテル」とは古典派時代に最も重要な形式であった「ソナタ」に対して、「取るに足らない」「くだらない」小品といった意味でベートーヴェンが好んで用いた名称です。
大人の愛好家のレヴェルで弾きこなせる難易度でありながら、そのロマンティックで哀愁の漂う曲調からは、身分違いの女性への叶わぬ恋心が伺えますね。そこが時代を超えて世界中で愛されている所以でしょう。(森直紀)
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