辞めようか。

ピアノを教える、というお仕事。
とてもやりがいがあります。
ピアノが弾けるようになる。
小さなお子さんから、大人の方まで、仲良くなれる。
毎日生き生き。
このお仕事、大好きです。

ただひとつ、難しいなぁと思うことがあります。
それは、人間関係。
人と関わるお仕事です。
生徒さんはもとより、ご家族。特に、付き添いのご父兄。
本当にいろいろな方がいらっしゃいます。

私は過去に延べ400人ぐらいはみてきましたが、そのうちの一握りとは、どうしてもうまくはいきませんでした。

だいたいが、我を通してくる方。
スケジュール変更、コンクールのエントリー、その他色々。
もう、かなりぐちゃぐちゃになって、
この仕事、好きだけどやめよう。いや、好きだからこそ、自分のために音楽をやろう
と、何度も何度も思いました。

でも、ピアノを買ってもらい、幼稚園のころから何時間も練習して、大学にまで行かせてもらって、音楽仲間もたくさんできて…
これをそんな(ごめんなさい)親御さんたちに潰されてなるものか。
そんな思いで、なんとか立ち直ってきました。
友達、恩師にも助けてもらいました。

いわゆる、モンスターペアレントという方々はいます。
学校だけではありません。習い事にもたくさんいるんです。
精神的に壊れて辞めていく教職員の方々。
とてもひとごとではない。

でも、キラキラと舞台にたつ生徒さんたち、レッスンで楽しそうにしてくれる生徒さんたち。
やっぱり、繋がっていたいなと思います。

さて、４月からまた一年頑張りましょう。