日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

出逢いと別れのシーズン。

先週は、中学校の卒業式、今週は、小学校の卒業式でした。
私の生徒さんで、6年生が4人 無事に卒業式に出席しました。
卒業式では、伴奏を担当した生徒さんたちも数人いたので、きっとドキドキしながら当日を迎えたことでしょう。

4月から中学生になる生徒さんも含めると、中学生の割合が多いです。
みんな、幼稚園や小学校低学年からのお付き合いなので、我が子のように可愛いです。
他のある教室の先生から「6年生から中学生になるタイミングで辞める子が多いんだけれど、続けさせる秘訣、あるの?」と聞かれたことが何度かありますが、うーん。特には。
強いていうならば、中学生には、緩く音楽を楽しんでもらう。勉強に行き詰まったり、思春期特有の苛立ちやモヤモヤは、ある程度はピアノで解消できるので、うまく気持ちをそらしつつ、癒されることが出来ると知ってもらう。
それから、何よりも「中学生になるまでに、ある程度の実力をつけてもらい、自信をもってピアノが弾けるようにする」ことかな。

周りより弾けない、あるいは、思ったほどうまくならないとなると、楽しさもなくなり、頑張ろうという気持ちが薄れるので、部活や勉強、他の習い事(塾)を理由に辞めていってしまうのだと思います。

中学生の時期に「一旦お休みをして、落ち着いたら再開します」ということになったとします。
でも、ピアノって、触らなくなったら かなりの確率で もう弾かなくなるんですよね。
高校受験、大学受験や就職、あるいは結婚や出産と、色々と続くからです。
「またいつか」が実現する頃には、すっかり 楽譜の読み方も忘れ、再開するタイミングもなかなか難しいのです。

私のところに、お子さんを習わせたいと問い合わせをしてくださる方の理由ナンバー1は、ピアノは脳に良いと聞いたから。
2は、周りも習わせているし、たしなみのひとつ。
3は「自分がこどもの頃で辞めてしまい、まったく弾けないので、こどもにはちゃんと弾けるようになってもらいたい」なんです。

「もっと続けていれば良かったー」と皆さん仰います。

体験レッスンの時のご質問で多いのが、
「いつになったら一人で弾けるようになりますか(レッスンが必要なくなりますか)」というもの。
お伝えしているのですが、ピアノの先生なしに 自らきちんと楽譜を読んだり(時代や作曲者ごとの背景も勉強しながら)、表現する技術を身に付けるのは、天才でない限りは、始めてから最低でも20年です。
4歳からやったとしたら、音楽大学などでたくさん学んで卒業する頃に、よくやく、という計算になりますね。
もちろん、辞めたくなる時期はなん十回もあるでしょう。でも、乗り越えられる精神力、時間の使い方をしていれば、勉強とピアノ、部活などの生活は 両立できます。

不思議な統計があるのですが(私の周りだけ?)受験や塾を理由に 早々とピアノを休会した生徒さんよりも、ギリギリまでレッスンにきて、受験の2か月前ぐらいからちょっとだけ休会していた生徒さんのほうが、希望の高校や希望の大学に進学しています。
口々に言っていたのは、ピアノが息抜きでした、と。

中学生、高校生には、宿題はあまり出しません。無理なくやって欲しいので「ここまでしかできなかった」「ここが分からないから教えて」と言える環境を こちら側から作ることは 意識しています。

音楽は一生の友。
ぜひ、なが~い目でみて、楽しんでいただけたらなと思います。


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑