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映像審査に向けて

昨日は生徒さんが映像審査に向けて演奏を録音するので、国立のヴィオレホールに行ってきました。
春にもお借りしたのですが、とても良い状態に調整されたスタインウェイとヤマハが入っていて、音響の施された広い部屋に美しく響きます。

2曲とも良い出来栄えで揃えるのはたいへん難しく、1曲目は乗っていたのに2曲目は大切なところでミスタッチしたり弾き直してしまったりしていらっしゃいました。

疲れてくると、ミスはしなかったけれどさっきのほうが表情豊かに弾けていたね、とかさっきのほうが流れがよかったかも、という具合になってくなかなか思うようにはいきません。

まずまずのが撮れたから次は失敗してもいい、一度思い切って弾いてみようか、と弾いたところ本当につまづいて止まってしまったり。

もうこれを最後にしようと弾いたのがすんなりとうまくいって、本人も納得のいくものが撮れたので、それを提出することに決めて練習をおしまいにしました。
別のアプローチもあるけれど、音がはかなく消えていくのを聴いて弾くことのできている瞬間が何度も訪れて、この子はこの先どんな演奏を聴かせてくれるのだろうとあらためて楽しみになりました。


先日から録音に立ち会う難しさを感じています。
子どもにもよるけれど、あまり口を挟み過ぎると言われたことを守るのに必死になってバランスを崩してしまったり、あっちもこっちも気になって自信がなさそうな演奏になってしまったりして、かえって良いものが撮れないように思いました。

それよりも、本人の持てる力をとにかく信じて見守る、声をかけるにしてもあまり細かくなくポイントを絞って伝えてあげたほうが結果良い演奏ができるように思いました。

未熟であっても本人の信念を貫いた演奏、未完成であっても自ら感じたことを表現しようとする意欲の感じられる演奏であれば、たとえ審査結果がどうであれ結果を納得して受け止めることができ、次への余力を残してコンクールを終えることができるように思います。

会場審査と違って、映像審査は結果発表まで長いこと待たされます。
ドキドキの日々はまだしばらく続きそうです。


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