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出来るだけ生徒さんにとってBESTを選択して行く事が、大切かな ①

昨年夏にお引越しすると言ってた、小2のAちゃん。
ウチに通うのに、車で往復100分。
もうすぐ、引っ越しして1年になるかな…。
よう頑張って来てはると思います。お母さまが…。

前はウチから、自転車で5分くらいのところに住んでました。
それが10分くらいになったとしても、
「おいで~」と言えるし、言わなくても続けれますけど、
車で50分くらい。

それが、急に引っ越しになって、
お母さまが相談に来られました。
私は、遠いから無理に留まってとは言えません。

大人の方で、片道1時間、1時間半
遠い方は岐阜からいらっしゃいますが、
ご自分の意思で「習いたい」から来られています。

でも、小さいお子さんは、
これから長く継続して続けてもらった方が上達するし、
自分一人でも通えるよう、近所の先生に習うのがいいと、
私は思うのです。

ある程度大きくなったら、自分の意思で
「この先生に教えてほしい♪」があると思うし、
自分で来れるでしょうが、遠くになった場合、
小さい子はご父兄に連れられてくるわけですし…。

引っ越し前の春から、
もう引っ越し先の小学校に転校されていて、
お母さまが車で送り迎えされているそうです。
引っ越しの手続きやら何やら、大変そう。

ママ「今の時間で、何とか行けそうなんですけど」
み「でも車で50分は、しんどないですか?
ウチの生徒さんは、遠くからの方が多いですけど、それでも」
ママ「来客用の駐車場がないのが…う~ん」

み「みなさん、近くのセ〇イレか、薬店に置いてこられます。
音大受験の社会人の方は、1時間~1時間半レッスンしますけど、
セ〇イレに置いてきはります」
ママ「え~、30分やったらまだしも、1時間置く度胸ないわ~」

お兄ちゃんも習っているので、2人で1時間ですから…。
み「下で子供さん降ろして、
お母さまは関〇スーパーとかに買い物行って、
終わる頃迎えに来られたりとかもされますョ」

そら、決めかねますよね。
み「この子達が通うのに、しんどくないですか?」
ママ「この子らは車に乗ってるだけやし、しんどないですョ」
み「あ、そやな。やっぱ一番しんどいのん、お母さんですやん」

ママ「でもね、Aがね、
《先生とこ辞めるんやったら、もうピアノ辞めるっっ!!》て言うんです」

おおう。
先生冥利につきます。正直、嬉しかったです。
まだお付き合いして半年くらいしか経ってないのに。

でも、それではあきません。

み「Aちゃんな、それではアカンよ。
ピアノ、誰の為にやってるん?自分の為やろ?
好きやからやってるんやろ?」
ニコニコしてはります。

前にもいてはりました。
ヤマハで、その曜日を私が辞める事になって、
別の先生が来られることになった時、
「もうピアノ辞めるっっ!!」と言って
お母さまを困らせはりました。小5くらいの子やったかな?

連絡を受けたので、
言葉を尽くしてその子にお手紙を書きました。
その説得に応じてくれて、続ける事にしてくれ、
中3くらいまで続けてたのじゃないかな?

今時の子は、もっとドライかと思っていたのですが。
子どもにとったら、余程嫌いな先生でない限り、
次の先生がコワかったらイヤやし、
新しい先生に慣れるのも大変やし、と言うところなのでしょうね。

この兄妹にも負担なく、
お母さまにも負担が少ない方法を考えた結果、
月に2回レッスンにしましょうか?とご提案しました。

まだ3歳の妹ちゃんもいてはるんで、
今までなら、自分たちだけで来れたけれど、
これからは下の子を一緒に車に乗せて連れてきて、
往復100分くらい…考えたらホンマ、しんどいです。

今までよりは進度は遅くなりますが、
続けないよりは、ちゃんと進んで行けるので、
みんなが満足し、あるいは良い方向に妥協できるのは、
それかなキラキラと思います。

本当にお母さまの負担が増えたら、
お近くの先生を一緒に探しても良いし、
先の事まで考えたら余計に「ふ~っ」としんどくなります。

とりあえず半年、そしてまた半年、1年、と重ねていけば、
振り返ったら長く続けたなぁ…続けられたなぁと、
前向きな気持ちになると思います。

1人でも電車乗ってでも通えるなら、
その時は毎週にすればいいし、そのままでもいいし。

そら、私の目標は「ひ~ひ~言うくらい教えたい」なので、
1人でも生徒さんは多い方が良いです。

でも、ウチで通うのが困難になったり、
時間的に無理になったりした時に、
その生徒さんがどうやったら長くピアノを続けていけるだろうか…
が大切なので、一番良い方法が他の先生にお任せする事ならば、
それを選択します。

何よりも、ピアノ弾けるようになれば、
弾けるようになった時に楽しいし、
そういう人たちが増えてほしいですもん。
つづく


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