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お稽古ごとの練習 ⑦ ~生徒さんが来る理由を探れば、答は出て来ます

何やらかんやら、いろいろ書いてきましたが、
ホンマ、人それぞれ。
ご家庭の背景もあるし、その生徒さん自身の性格もあります。
その数だけ、色んなパターンがどんどん生まれていきます。

練習のさせ方も色々です。
つきっきりでいた方が良いのか、
ある程度考えさせた方が良いのか、
突き放した方が良いのか。

延べ人数にして何千人、実質の人数にして何百人。
こんだけレッスンしてきて、同じパターンでいけるっっ
と思った事は、一度もありません。

大体の分類は出来ます。
でも、同じパターンはありません。

新しい生徒さんが入る度に、
またその生徒さんを1からじっとよく見ていく。
最初の3か月は、頭の働きが緊張しますです。
いっぱい駆け巡ってる感じです。


ウチの旦那さんは、
ヒプノセラピストの資格を持っていますし、
友人にもセラピストが何人かあります。

具体的なクライアントさんの話は決してしませんが、
仕事内容、どのようにカウンセリングの時に
カウンセラーは見ているのかとか聞きますと、
実にとても細かく見てるのです。

それが、私にはとても勉強になります。

クライアントさんの表情、言葉、しぐさ、
どういう言葉が多用されているか、
そして話を聞きつつ、
クライアントさんの心理を読み解き、
問題となっている部分や、
隠れていたコアな部分を探っていきます。

それがわずか1時間~1時間半の間に行って、
どのように解消していくのかまで、結論持って行きます。
その間のカウンセラーの大脳の働きは、
すごい回転していると思います。

私たちの仕事も対人なので、似ている所があります。
ただ、そんなに短時間に大きな問題を探る事はありません。

何週も、何ヶ月もかかって、
その人その人のデータを頭の中に蓄積していきます。
そこから、例えば「練習して来ない」ならば、
そのデータの蓄積から、どうやって「少しだけ練習する」
に持って行けるか…などを、考えていきます。


それはなぜかと言うと…
みんなそれぞれ違うからですね。
同じパターンは、誰一人としてありません。

みんな違うから、
みんな同じ対応してもうまくいかない。

でも、肝心なのは、まぁ私が肝心かなと思っているのは、
人それぞれ違う対応をしないといけないけれど、
絶対変えてはいけない部分もある、ということです。

相手が子どもであっても、1人の人格を備えた人です。

むやみやたらと叱り飛ばしてもいけないけれど、
何でもかんでも「いいよいいよ」と
優しいばかりの先生になる必要もないと思います。

ただ、子どもは調子に乗り過ぎる所があるので(笑)、
必ず「これはいい、これはアカン」という明確な線引きを、
それも複雑ではなく、シンプルなルールを
示していかねばならないと思っています。


私の中では大まかには2つです。
①レッスン以外でふざけてもいいけれど、
レッスンに入ればちゃんとレッスンを受ける。

②レッスンで注意、アドバイスされている事を、
ちゃんと聞く。

そして、レッスン離れれば、私もただのオバハンです。
次の子が来るまで時間があれば、
一緒に話したり、笑い合っています。
そして、そういう時間はとても大切だと思います。

練習が嫌いでも続けてる子と言うのは、
先生の事が「好き」あるいは「嫌いではない」
から来ているので、先生とコミュニケーションを取りたい。

だからそういう時間も大切です。

でもただの「優しい存在」ではなく、
「先生」なのですから、
ここから先の時間はちゃんとしましょうねというような、
メリハリ、そして優しさと厳しさの「バランス」を
取っていくのが大切だと思います。

そして、その「バランス」は、
その子その人によって、日によって全然違うものですから、
1人1人その時にきちんと向き合って、見てあげることが大切です。
真摯に向き合えば、感情は波なので伝わりますもん。

そうやって日を重ねて行って、試行錯誤を重ね、
きっとその子その人に応じた指導法が見つかると思います。

「絶えず変化させること」と、「絶対変化させない事」
それが私らには必要なのだと思います。

文字として出していくと、
自分が日頃漠然と行っている事が、
整理されてまいりました。

この記事が書けて、良かったです。
ありがとうございました。


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