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2. 生徒ちゃんが辞めたいと言う時…

行事が立て込んでいて、練習できない時もありますよね。
難しい所に突入して、気持ち的にイヤになったりすることだってあります。
『…やめたい…・・』
そう言う子も、今までたくさんいました。
ここで、考えて頂きたい事。

大人の心理と子供の心理は違います。

大人なら、「難しいけど練習したらいつかは弾ける」
「忙しいのはわかった上で習ってる。それは何か趣味にしたいから」とか、
『ちょっと先の未来』を見たり、『目的』とか考え出せます。
それによってまた、「そやな、頑張ろ」と思えます。

一方子供は、よくも悪くも『今』しか見てません。
『今』出来ひんから、練習しない。
『今』面白ないから、練習しない。
『今』イヤやから辞めたい。

だから、「辞めたい」にすぐ、大人が反応するのはいかがなものかと思います。
ウチの生徒さんにもいますョ。
私の目の前で「ピアノやめたい」て言う子。
「はいはい、そ~ですか。さ、弾こか」。
大概、それは出来ない事への悔しさとか逃避です。

ヤマハの時に激しい幼稚園児がいました。
出来ない、弾けないもんやから、泣きわめくし。
私が取り合わなくて、平然と、あるいは可笑しくて笑いをこらえてると、

園児「も~笑わんとってっっ!! 何で笑うのん!?
も~ 嫌いやっっ!! 出て行って(T_T)」
と、出て行かされたことあります(笑)。

ロビーには教室担当さんや、お母様たちがいらっしゃいます。
同じ時間には同じメンバーが大体いるので、
「あ、いつものか」と皆さんざわめく事もなく。

担当「あ、また泣かしよった」
み「ちゃうし。
出来ひんから泣きだして、嫌いや、出て行ってて、追い出されてん」

5分くらいして戻ると、弾けてたりして。
その時は落ちついてはるんで、「あのな~ 」とお話しします。
こういう時は、当社比0.7倍速の遅さの喋りは功を奏します。

こうやって、子供は声に出すことによって、
感情を出すことによって、ストレスを発散しているのです。
本気で言ってるわけではありません。

「ピーマンきらい」程度のことです。
大人だって、仕事でストレス溜まったら、お茶したりランチしたりして、
「ちょっと聞いて~」と、グチを言いますやん?
それと同程度です。

グチを言って、「もうそんな職場やめたら?」とか言われて
「じゃあそ~する」と、なるケースは少ないのではありませんか?
辞める時は、本当に心身に支障をきたす時、
あるいは、覚悟を決めた時ではありませんか?

子どもも一緒で、聞いてもらっただけで発散できるんです。
特に子供は、大人のようにズルズル引きずりません。

「今」を生きてはるので、今「やめる」と言っても今の気持ちであって、
次の日は「何のこと?」になってる場合も多々あります。
本当にイヤな事は、無理強いはいけないと思いますけれども。

もし、子供さんが「やめる」と言ったのを幸いに
「よし、やめてまえ」なら、仕方ありません。
お母様たちにも心の負担はかかりますし。

言うてもせぇへんし、
「嫌いなんやったら、もったいないから辞めてまい!! 」
と、なられた方もいてはると思います 。
そら、イライラしますもんね。

でも、「続けて欲しい」という気持ちがおありなら、
どうか、先生に相談してみて下さい 。


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