なぜ「ハノン」なのか?!
こんにちは
今日から12月。
午前中に、京都の友人から素敵なクリスマスアレンジメントが届きました♬ 早速、ピアノの上に飾らせてもらいました。今日からこの可愛いクリスマスツリーを眺めながら、師走のレッスンを乗り切りたいと思います!
さて、テクニックの教材に「バーナムピアノテクニック」を使っておられる先生は多いと思います。私も、導入(オレンジ色)と、1巻(ピンク色)を使っています。それが終わったら、バーナムから「新こどものハノン」(全音出版)に移ります。
1番〜20番、全調スケールが終わったら、「ハノン」へ進みます。(まだ無理そうな人はもう一周「新こどもの..」方をやってもらう場合もあります)
ご存知のとおり「ハノン」は同じパターンの、単純な音型の繰り返しなので、指の形や、動きに集中して弾くことが出来ます。
勿論、ツェルニーなどのエチュードでもテクニックの勉強は出来ますが、その前段階の基礎の基礎、10本の指の音質、音色を均等に、より速く、より美しく粒を揃えて弾くために「ハノン」は一生使える教本です。
両手のユニゾン、全調スケールとアルペジオ、半音階、オクターブ、連打、トリル、などなど。改めてこの「ハノン」をちゃんと弾けなくて、何の曲が弾けるの?!って思えます。
先月、いや、もう先々月になりましたが、、
ショパンコンクールのファイナリスト達が弾く、コンチェルト1番の第3楽章ラスト2ページ、凄まじいテクニックの応酬、そしてE durのスケールを駆け上り弾き切った瞬間の歓喜の表情、、今思い出しても感動の嵐が蘇ります。
あの時思ったのは「これを弾くためにハノンを練習するんだ!!」という事。究極のテクニックを手に入れるには、”千里の道も一歩から” 私達も先ずは「ハノン」からではないでしょうか。
だから今日も、レッスンの始まりは「ハノンから弾いてみて」なのです。
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