原曲も聴いてみてほしい

日本では年末に「第九」が演奏される機会が多くあります。コロナでこの2年はわかりませんが、あの有名なフレーズは何処かで聞いたことのある方が多いでしょう。

子供達の初級教材にも、簡単なアレンジで掲載されているものが数冊あります。メロディーは、12345の指をポジションがえなしに弾くことも出来るのである程度ピアノに慣れてきたら弾けるのです。一人で弾くものになっていますが、それで合格したら私が伴奏をつけ連弾として弾いてみることもよくやります。

するととても豪華に聴こえるのでしょうね。満足気な表情。

その時、本当はオーケストラに合唱がつくこと、作曲したベートーベンのこと…など簡単に伝えた上で、「YouTubeなどでも観ることが出来ると思うから、本当の音楽を少しでも聴いてみてほしいな。全部聴くとすっごく長い曲だから最後の方だけでもいいんだけど」と話しています。(聴いてくれているかな？？)

幼い子は、難しい理屈など抜きで良いので原曲にも触れてほしいと思うのです。第九の有名なフレーズも全く知らないで課題をこなして合格！した後でも、こんなに凄い曲なんだ！ピアノで弾けるよ！というヤル気にも繋がるような気がします。