室内楽コンクール

ある方から、室内楽のコンクールをご紹介されました。
生徒さんでご興味ある方いらっしゃいませんか？
との事でしたが・・・
今年が第一回目となるこのコンクールは、
プロフェッショナル部門は年齢制限がありますが、
アマチュア部門は年齢制限がありません。
趣味で楽しんでいらっしゃる方に、
たくさん参加してもらいたいという趣旨だそうです。
そうは言っても、コンクールという名前がついているので、
参加者はそれなりのレヴェルだと思います。

私自身、このところ室内楽の演奏が多いので、
とても興味があるのですが、
年齢制限はとっくに超えていますし、
だからといってアマチュア部門にエントリーするのも・・・
いい年齢ですし、
音楽仲間もそれなりに皆さんご活躍しているので、
お声をかけるのも申し訳ないです。
でも、ちょっとやってみたい気も・・・

今でこそ、規模も内容も様々なコンクールがあり、
エントリーしやすくなっている印象を受けます。
私が若い頃は、本当に大きなコンクールしかなく、
選ばれし者がエントリーできるという状況でしたので
全くご縁がありませんでした。
既にプロとして様々な演奏活動している方が、
世界的に有名な大きなコンクールを受けるというのは
ものすごいプレッシャーがあるでしょう。
大きなコンクールでのタイトルを持てば
さらに音楽活動が広がっていきますので、
必要な事なのかとも思います。
しかし、コンクールでタイトルをとる演奏と、
一般のお客様が喜ぶ演奏が違う事もあるので、
有名な演奏家だからといって必ずしも評価されるとも
限らないのが、芸術の世界です。
今、第二シリーズが放送されているピアノの森でも、
そんなシーンが映し出され、
本当に厳しい世界を改めて感じるのでした。