♪ ちいさな体験レッスン ♪

栗東市 ヤマハピアノ教室の山下です。

ふと気がついたら、今日が1月19日…、早いですねー。

お玄関にかざっているお正月のおめでたい蝙蝠（かわほり）もそろそろ変えなくちゃ！と、

金地のお正月飾りをおろして、銀地の凧の蝙蝠に変えました。

来月の立春を迎えると、お雛様の蝙蝠に変わります〜（╹◡╹）。


ウフフ…実は、私は『蝙蝠』が大好きなんです。

京都『宮脇賣扇庵』というお店で、購入させていただいているのですが、

この蝙蝠の絵を描ける絵師の方が、ずいぶん減っていらっしゃるそうです。



さてさて、一昨日の午後、一人の女の子がお母さんと一緒に来て下さいました。

小さくて、とってもとってもかわいい女の子！

お母様の手をぎゅーっと握って、今にも泣きそうなお顔で立っていらっしゃいました。

「〇〇ちゃん、こんにちは。」と話しかけると、より一層お母様の手をぎゅーっと。

きっと、ものすごいエネルギーで、ここに立っていらっしゃるんだろうなぁ〜と思うと、

その気持ちが痛いほど伝わって、何だか…私まで泣きそうになりました。

初めての場所ですもの…、誰だって怖いし、緊張しますよね。



お母様が、「ほら！お絵かきのぬりえとドレミの階段、先生に見てもらわなきゃ」

と言うと、私がお母様とのガイダンスの際にお渡ししたプリントが入った、

キティちゃんのファイルを、お鞄から出して見せてくれました。


そして、パズルが大好きとのことでしたので、『鍵盤パズル』をして遊ぶことに。

お母様と一緒に完成させて下さったパズルをピアノのところに置いて、

ピアノの鍵盤にもパズルと同じ色のシールを貼って…、

小さな小さな手で初めて鳴らしてピアノの音は、赤いシールの音『ド』の音でした。

『ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド』

ひとつひとつ鳴らしたピアノの音は、彼女の耳にどんなふうに届いたのでしょうか。



この日の体験レッスンは、ここまでで終わることに…。

新しいぬりえと何枚かのプリントをお渡しして、

「このプリントが出来たら、また遊びに来てね。」と言うと、

恥ずかしそうに首を「うん」とふってくれました。

ゆっくり、ゆっくり…、そう！ゆっくりゆっくりで、かまわないのですから。



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