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中学校の合唱コンクールの伴奏を聴きに

 生徒さんが中学校の合唱コンクールの伴奏をレッスンに持ってこられました。ピアノがよく鳴っていて、音楽の推進力もあり、とてもよく弾けていたのであまり注意することがありませんでした。

 
 合唱コンクールは9クラスそれぞれに指揮者と伴奏者の生徒がいて、順番に課題曲自由曲と歌います。コンクール当日は、ピアノの音を声に溶け込ませて弾いている素晴らしい伴奏者や、身体は大きいのに繊細な音色を出す伴奏者(きっと見かけによらず性格が優しい方なのでしょう)を興味深く聴きました。


 伴奏やアンサンブルは、声とのバランス、音色、リズム感、お互いの音楽を引っ張ったり寄り添わせたりなど、大事なことをたくさん勉強することができます。中学校の合唱コンクールの曲は現代人の感覚で理解出来る音楽でした。シンコペーションのリズムも楽譜に書くと難しいのですが、普段ポップスなどで馴染んでいる感覚なので、覚えてしまえばノリノリで弾くことができます。身体の中に日常的に存在する感覚的なものは、曲を的確にとらえる助けになります。生徒さんはコンクール当日ものびのびと表現して歌を引っぱりながらも、出しゃばらないようにうまく調和をしながら曲をまとめ見事でした。


 しかし実は中学生の彼女は最近のピアノのレッスンでずっとベートーヴェンに取り組んでいてかなり苦戦していました。重厚な音楽を作り上げる音質や精神性、時代も国も違うベートーヴェンの作品を理解して演奏するのは大人でも並大抵ではありません。彼女も、もっと経験や知識を積んでベートーヴェンの音楽が身体の隅々までしみわたるほど理解出来た時、合唱の伴奏のように自在に表現できるようになるのでしょう。


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