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ピアノを鳴らす

ハートピアノ教室


 私は音楽大学受験を考えていた高校3年生の春に、「君は手が小さいからあきらめたほうがいい。」と、志望校のピアノの先生に言われました。運良く受験は通りましたが「音自体の貧弱さ」という悩みは常についてまわりました。

 和音がうまくつかめないのでどんなにffを感じていてもピアノが鳴ってくれません。結果的に倍音が少ない音しか出せないのでレガートの弾き方も全然出来ませんでした。



 そんなうつうつとしたある時、同級生でいつもピアノの試験の点数が1番のA子ちゃんの手を見る機会がありました。彼女の手はなんと私よりも小さかったのでした。それなのに彼女が何気なく和音を触れるだけでふくよかなとってもいい音が出るのです。とにかくとてもたくさん練習している様子でした。



 それからは練習量を増やし、ハノンという指のトレーニングの本をたくさん取り入れてみました。同じ動きを何度も何度も繰り返したり、速く弾いたり遅く弾いたり、完全に邪道ですが新聞を読みながら機械的に指を動かした日もありました!今のままでは、ベートーヴェンもブラームスもリストも、ピアノ自体が鳴らないと何も弾けませんから…。曲もピアノ自体が響くことを常にイメージして和音を中心に何度も弾きました。



 半年くらい経った頃でしょうか、ようやく音が鳴ってきました。



 ハノンは賛否両論で、使い方によっては音色が悪くなってしまいますが(私が現に行ってしまいましたが新聞読みながらは邪道です!)いい点もたくさんあります。また、ハノンをヒントにした応用版の自らの訓練のやり方もその中から考え出しました。



  今、ハートピアノ教室のレッスンではピアノを鳴らすことは全員に体得させるように努力していますが、体格、性格により出てくる音がどうしても違い、鳴っていても地味な響きの方もいれば派手に鳴らす方もいらっしゃいます。地味な音でもそれ自体よく鳴っていればいい演奏につながります。

http://www.kawai.co.jp/pnet/602574/topics/51450/(いい音、洗練された演奏)



  私は内面的な奥深い曲も好きですが、実はシフラが弾く「熊蜂の飛行」も大好き。どんな作曲家の曲を弾くにもまず楽器が鳴らせることが大事です。音の洪水の中にのみこまれた気持ちよさを体感するとますますピアノが大好きになっていきます。



   熊本市東区健軍 HEART PIANO ハートピアノ教室 


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