私が音楽でできること

先日、半年ぶりにスタインウエイの調律をしていただきました。
5時間以上かけて、丁寧に調律・調整です。

その後のコーヒータイムは、コーヒーを飲む時だけマスクを外し、すぐにマスクをつけてお話をするコロナ禍でのおしゃべりタイムとなりました。
最近のコンサートの様子や、ピアノという楽器について、音楽について、話題は尽きず。
私自身、レッスンへの気持ちの再確認ができ、調律師Uさんに感謝いたします。


音楽から受ける影響は個人差があります。それぞれ好きなジャンルやテンポ、また音域があり、すべての人が同じように感じるわけではありません。
脳科学などの研究が進み、個人差はあっても個々が音楽から受ける影響についてずいぶんとわかってきています。

耳から入った音楽は、脳へと伝わり、全身に影響を及ぼします。
音楽は、心拍や血圧を変化させます。
鎮静作用、リラクゼーションなどの効果がもたらされると同時に、心の状態にも影響を与え、感情、知覚、認知を活性化させることが分かっています。

私は音楽療法の可能性・必要性を感じ勉強を始めました。
音楽は「楽しい」ものですが、それだけではない「力」を持っています。

もちろん、ピアノレッスンという点では、やはり演奏技術を習得してほしいですし、音楽理論や音楽史についてたくさん学んでほしいと思います。
特に小学生までの生徒さんたちへは、コツコツ学ぶ習慣や目標に向かって進む習慣、努力すること、たくさんの成功体験、感じる心や考えを言葉にすること、一つ一つをピアノレッスンを通して自分のものにしてほしいと願い、全力でサポートしております。


ピアノレッスンに通える環境にある方々、
そして通うことのできない環境の方々、
音楽が、どんな環境の方々のそばにもいてくれますように。


音楽で私ができることを精一杯行っていこうと思います。