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保科陽子先生のセミナーを受講して~【6】質問

このブログは、【2013年11月17日】投稿記事の本文です♪
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保科先生のセミナーを受講して学んだ事についての 第6弾【質問】についてです。

今回の【セミナー関連の記事】の【最終回】になります!

人は、質問されると、脳が「答え」を探しに行く、そういう習性があるそうです。
(心の中では「質問されても、答えたくなんかない!」と思っていても、だそうです!)




* 自分のための質問

自分(親・先生)が考えるため、判断するため、指示するためにする質問(情報を自分のために集める)
まるで、「尋問」のような質問。

例:「宿題やったの?」=「子供が、宿題をやったかどうかを、親が確認するためにする質問」
(これは、「親が安心するため」の質問であり「親のための質問」になるので、「子供のためを思っての質問」ではありません。)


* 相手のための質問

相手の人が、「答えを導き出すため」の視点をひろげる、気付きを促す質問
コーチングでは、相手のために質問を投げかける。



【クローズド・クエスチョン】 と 【オープン・クエスチョン】

クローズド・クエスチョン : 答えは、「イエス」 または 「ノ―」 の2種類しかない

結論を急ぐ時や事実をはっきりさせたい時に効果的な質問方法。
しかし、相手に考える余地を与えないため「命令されている、責められている」と感じさせることもある。


オープン・クエスチョン : 答えが「1つではない」

答えが「1つ」ではない【質問】なので、質問された側が答えを出すために「考える」ことになります。
この質問では「質問者の利益」ではなく、「質問された側に新たな気付きをさせるために」質問する。


・正解を「誘導」するような質問ばかりをしていると、大人の顔色を見て答える子供になってしまう。

・「答え」は、1つではない。子供自身が考えて、気付きを起こし、行動する事が大切。

・よい結果も、悪い結果も、「自分の責任なんだ」と学ぶことは、子供の成長に結びつく。

・オープン・クエスチョンには、「自分自身で答えを見つける喜び」がある。

・その「答え」が、「親の期待に沿うものでない事」もある。

・「子供の視点・本心で見つけ出した考え」を尊重して受け止める事が大切。

・直感で出した答えは、効果があるといわれているそうです。



クローズド・クエスチョン(はい・いいえ で答えが終わる質問)では、
質問された側の「思考力が伸びていかない」
もしも、このタイプの質問を乱用しているのであれば、見直していく事が望ましい。

オープン・クエスチョン(答えが1つではない質問)では、
質問された側に、「考えさせ、発見を促す事」ができる。
こちらの質問の仕方を増やしていく方が、よい。



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例えば、【あなたの夢を教えてください】という質問を投げかけた時、

これだけだと、すこし、ぼやけている状態になってしまいますが、

5W1H(When:いつ Where:どこで Who:誰が、誰と…情報を整理し、行動を具体的にする時に使う)
   (What:何を Why:なぜ How:どんな風に…発見の疑問符 思考を広げさせ、考えさせる)

 
これを付け加えると、より一層「具体的」になっていく


相手のための質問をして、相手に考えさせて、本人が「言葉」にする事で、
モチベーションが上がり、本人が求めているものを発見・気付かせる事ができる。
答えは、本人の中にあるけれど、それを上手に引き出せるような質問の仕方で、それが見つかる。
質問に答えていく過程で、本人が、その答えを見つけていける。
相手が、未来を描きやすくしていける。



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この「質問」の項目で、「答えが1つではない質問」が、大きな力がある事を知りました。

音楽も「答えが1つではない世界」のものです。

同じ曲を演奏しても、弾き手が変われば、演奏自体、趣きがかわってくる事が当たり前の世界ですよね。

生徒さんも、ごく小さいうちは無理かもしれませんが、

「自分が、どう弾きたいのか?」「どう表現していきたいのか?」を、
常に、「生徒さん本人」が、「自問自答」することもとても大切なのだろうな、と思います。

生徒さんにも「考える余地」を残して、「本人に考えさせる事」が必要なんですね。

先生に「こうしなさい」と言われた事を「鵜呑み」にして、「真似をするだけ」では、
本人が「どういう風に弾くべきか」を考える力が育っていきませんよね。

「答えが1つではない世界」の中に身を置く事で、
「自分が、どう演奏すべきか」を、考えながらピアノに向かいあう習慣をつける事で、
「自分で考える力」が、段々と育まれるのではないかしら? と、私は感じています。

最近、何をやるにも「マニュアル」があって、
それに従っていれば、何とかなる、「便利な時代」のように見えますが…、
本当は、「自分で考える力」が、希薄になっていってしまう、
そんな 危うさを感じる事があります。

そういう「指示されたことしかできない人間」で満足せずに、
「自分自身で、考えて、実行していける人間」に成長していくためにも、
とても大切なんじゃないかな?と、思います。

少し、脱線してしまっているかもしれませんが…

ピアノ・音楽を長年学び、専攻してきたことで、育まれ、磨かれてきた力。

それは、私にとって、とても大きな「財産・宝物」なんだろうな、と、改めて感じています。

もちろん、ピアノを学んでいる全ての人々にとっても、宝物なんだろうな、と思います




コーチは、「100% 相手を応援する人」

ピアノの先生もまた、「生徒さんを応援する」という点では、同じです。

本当に、ほんの「入り口」を覗いただけですが…、
今回、保科先生のセミナーを初めて受講して、
ピアノのレッスンでも、この「コーチングの技」を身につけていると、
色々な場面で、よりよい方向に、生徒さんを導いていけるようになるんだな、と感じました。

まだまだ、未熟なので、また、機会があれば、セミナーで学んでいきたいな、と感じています。

とても有意義な時間を過ごす事が出来た事を、心から感謝しています。

保科先生、受講された諸先生方に、心から感謝しています。ありがとうございました

セミナー後に撮影した集合写真です ↓ ↓ ↓ 

保科先生・セミナー201年10月31日集合写真

※ 今回のセミナーを受講してまとめた記事を、フェイスブックのお友達の皆様方からも、色々なご感想、ご意見をいただきました。この「問いかけ」がきっかけで、私自身、新たに気付いた事など、また、後日、記事を投稿するかもしれません


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