日本全国のピアノ教室が5000件以上掲載!

保科陽子先生のセミナーを受講して~【4】聴く

このブログは、【2013年11月10日】投稿記事の本文です♪
最新記事については、【ホームページ】の【講師ブログ】または下記URLからどうぞ♪

http://chihiropiano.blog.fc2.com/


皆さま、おはようございます。
昨日は、フェイスブックでお友達になっていただいてる 
香港在住・ピアニスト・ピアノ講師の荒井千裕先生の
第2回 同窓会 サロン・コンサート in TOKYO
に行ってきました。

フェイスブックを通じて、ご交流いただいている荒井千裕さんのブログやメルマガは、
本当に、心に響く内容が多く、機会があれば、是非、お目にかかって、演奏をお聴きしたい、
と思っていたので、昨日、その念願が叶って、今、とても幸せな気持ちでいっぱいです。

とても素晴らしいコンサートの感想など、近々、ブログにまとめたいと思っています。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


今回も、保科先生のコーチングセミナーを受講して学んだ事の、第4弾です。


【聴く】…コーチングの基本となるスキル についてです。


☆ 傾聴 と言われる 聴き方 ・・・・・  ア イ ウ エ オ

アイコンタクト
  しっかりと目を合わせる
  究極のアイコンタクト…エンジェルアイ
  人は、無条件に受け入れられると、いわれなき万能感を発揮する

あいづち
  タイミングよく、色々な声の調子やリズムをつけて「あいづち」を打つ
  ~~、そっか~、なるほどね~…

うなずき
  話を聴きながら、不連続に頭を前に傾けたり、あごを深く引く

笑顔
  相手を受け入れる最高の笑顔で!
  顔には57の表情筋があります!

おなじ言葉を繰り返す
  リフレインともいいます
  くりかえしをする。相手の言った言葉をその通りに繰り返す。


☆☆☆☆☆ 実験 1 ☆☆☆☆☆

セミナーで、参加者がペアになっての実験が行われました。

【聴き手】役は、上記の、アイウエオ を使わずに、
【話し手】役の人の「目を見ないで」「時々ため息をついたり」「足を組んで、ちょっと不機嫌そうな態度」をして、聴く。
 
【話し手】役は、「何か、自分の身の回りで起きた“とても嬉しかった事”“楽しかった事”などの、
“上機嫌でお話しできる内容の自分のお話”を3分間してください。という実験でした。

【聴き手】【話し手】どちらの経験も必要との事で、
1回目は、私は【話し手役】として、2回目は、【聴き手役】として、行いました。



【話し手役】として、やった時の、私の気持ちは、
聴き手の方が、全く興味を持ってくれていない様子・態度を感じると、話の内容自体がとても「ハッピー」で「前向き」なものであっても、「話す事に苦痛を感じる」ようになって、まだ時間があったのに、途中でお話しすることができなくなってしまいました。とても楽しいはずの会話が、成立していないからです。話す前は、ウキウキして「あれも、これも…お話してみようかな」と、頭の中で想い描いていたのに、聴き手の方が、「自分の話を受け入れる気がないんだ…」と察すると、人は、「話をする意欲がなくなり、話をしていくための、次の言葉が出てこなくなってしまうものなんだ」ということを、痛感しました。


【聴き手役】として、やった時の、私の気持ちは、
実験とはいえ、相手の方がとても前向きで楽しい内容のお話に「あいづちも打てず」、「目を合わせてはならず」、「ちょっと不遜な態度」で聞き続ける事自体、私も、とても心が痛みましたが、やっているうちに、「相手の方のお話の内容」も、あまり、耳に入ってこなくなってしまいました。こういう会話は、本当に、苦痛ですし、何も生み出す力がないんだな…、と、ちょっと虚しく感じました。


他のペアの皆様のご感想も、ほぼ同じようなもので、

・やる気がなくなる
・虚しい
・居心地が悪い
・ポジティブな内容だったのに、まるでネガティブな話になってしまったかのように、「話」の価値が下がる
・頭の整理がつかなくなる


このようにお感じになられたようです。

実は、3分間の実験と聴いていましたが、実際は「2分間」だったそうですが、
話し手役も聴き手役も、早く、この「苦痛な時間が終わらないかなぁ」と、
感じていたのでした。2分間でも、大変でした。



☆☆☆☆☆ 実験 2 ☆☆☆☆☆

引き続き、参加者がペアになっての実験が行われました。

【聴き手】役は、上記の、アイウエオ を使って、聴く。 
【話し手】役は、「何か、自分の身の回りで起きた“ちょっと悲しい事”“残念だった事”などの、“ちょっと凹んだ気分の内容の自分のお話”を3分間してください。という実験でした。


こちらの実験でも、【聴き手】【話し手】どちらの経験も必要との事で、
1回目は、【話し手役】として、2回目は、【聴き手役】として、行いました。


【話し手役】として、やった時の、私の気持ちは、
話の内容が、ちょっと残念だった事にもかかわらず、【聴き手役】の方が、うなずいたり、笑顔で励ましてくれたり、共感してくれたり…、そういう態度でお話を聴いてもらうと、とても「安心」して、話を続ける事ができました。そして、「ちょっと残念」だったけど、「話した後には、スッキリした気分」になり、「些細な事だったんだ」と思えるようになるんだな、と感じました。話し終わった時は、もう、「ちょっと残念な気持ち」はほとんどなくなって、すっかり「元気」が復活している、そんな感じがしました。

【聴き手役】として、やった時の、私の気持ちは、
ちょっと残念だった事のお話に、「少しでも、相手の痛みに寄り添ってあげたい」という想いで聴いていると、自然と、相手をいたわる言葉で励ましてあげたり、残念だったけど、何か、救いの言葉がないかを探して、言葉かけをしていました。話し手役の方も、最初のうちは、ちょっと残念そうな表情だったのが、最後の方になると、笑顔になって、ネガティブな内容の話のはずだったのに、元気になっていく様子が伝わってきました。


こちらの実験結果も、他のペアの皆様のご感想も、ほぼ同じようなもので、

・話の内容がネガティブでも、よい聴き手がいれば、気持ちが落ち着く
・よい聴き手がいると、安心して話しやすくなって、心の中のモヤモヤしたものを吐き出す事ができる
・最初は、ネガティブな内容だったのに、最後は、ポジティブな話に、気持ちが変化していった
・話して、スッキリして、次の目標が見えてきた


このようにお感じになられたようです。

こちらは、3分間でしたが、まだまだ、「話していても大丈夫」という感じになって、「楽しい会話」の時間で、全く「苦痛」ではありませんでした。



ここで、参加者の先生方が「実験」に参加して、「体感」すること、が大切だったそうです。

ちゃんとした【聴き手】がいないと、「子供もかわいそうなんだ」という事を、
「身に沁みて感じる事」で、「子供の言葉に耳を傾ける事ができる」ようになる
のですから。

思春期の生徒さんは、時々、ピアノの先生に
色々な悩み事相談のようなお話をしてくる事があります。
子供のころから、《ピアノ》を学んできた生徒さんにとって、
まるで「カウンセリングルーム」のような、ピアノ教室の空間、
長年一緒にレッスンしてきた先生は、安心して、お話しできる相手と感じる生徒さんもいて、
ちょっとした「悩み事」など、話す場合が結構あるんです。

講師としては、「ピアノを習いにきているんだから、ピアノをレッスンしなくちゃ!」
と、思って、「レッスン」するために、話を打ち切りたい、と思っても、
心がすっきりしないと、「ピアノに向かえない、レッスンが手につかなかったり」することもあります。


でも、今回の【実験】で、実証されたように、
ピアノのレッスン時間30分間の中の、
ほんの2~3分だけでも、「しっかりと、生徒さんの言いたい事を、よい聴き手として聴いてあげれば」
それで、生徒さんもスッキリした気分になって、「レッスン」に集中できるようになるそうです。

ダラダラと、15分、20分も、生徒さんの悩み事などを聴くのではなく、
ほんの2~3分だけなら、聴いてあげても、レッスンの支障になる事はありませんよね。

量より質で、よく「聴いてあげる」こと。

こういう術を知っていると、「大切なレッスン時間」を無駄にする事がなくなるとの事でした。



ご家庭の中でも、ちょっと「忙しい時」に、
お子様に「話しかけられた時」に「聴く耳を持たずに、シャットアウト」してしまうと、
子供であっても「1人の人間」ですから、
「きちんと聴いてもらえていない」と思えば、
話をする意欲がなくなって、心の内を語りたくなくなってしまうんですね。



ご家庭でも、「お子様の言葉」を、数分でも「しっかりと聴く時間」を作る事で、
親子間の信頼関係も、より一層深まっていくのではないでしょうか?


自分が「体感」したからこそわかる「相手の気持ち」
これを大切にしながら、レッスンをしていく事が大事なんですね。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ところで、【傾聴】という言葉。

私、コーチングのセミナーを受講する以前に、
心理学を専攻した先生から、

【傾聴】の【聴】という文字(漢字)は、「耳」と「目」と「心」を傾けて【聴く】こと

と、伺った事があります。

だから、「音楽を聴く」時に使う「きく」は、「聴く」という字を使うんだ!

と、知って、へぇ~、ナルホド、と感じた記憶があります

このお話を伺ってから、「人の話をきく」という場合、
一般的には「聞く」の文字を使いますが、
私は、あえて「人の話を聴く」と、記すようになりました。
「国語」のテストでは、× になってしまいそうですが…、
「目と耳と心を使って、人の話も聴く」わけですから…。


相手の言葉を聴くときは、「目」と「耳」と「心」を使って、
相手の方の気持ちに寄り添って聴く事、それが、「傾聴」なのかな?

と理解しています。

コーチングでも、とても大切なスキルである【聴く】

これからも「目・耳・心」で、ちゃんと「聴ける人間」になりたいなぁ…と思っています


↓お問い合わせは、こちらからどうぞ!↓

↓お問い合わせ・体験のお申し込みはこちらから!↓

この教室へお問い合わせ

↑体験レッスンお申し込みも、こちらからどうぞ!↑

このブログへのコメント