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シニアの生徒さんから学ぶこと♪


この日記は、1週間前(2012年12月14日)にマイブログに投稿した記事の本文です。

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皆様、こんにちは。今回もご高覧いただきありがとうございます

シニアの生徒さんを指導していていつも関心することは、「努力し続けられる忍耐力」がある点です。
シニアになってから新しくピアノを始めて、「ピアノを弾けるようになりたい」という気持ちで諦めずに練習し続ける事は、とても辛抱強く練習を重ねていくことになるので、本当に素晴らしい事だな、と私は感じています。
この「底力」は、どんな風に育まれたのかな?と私なりに考えてみました。

シニアの方々は、今のような「物質的に豊かで便利な時代」に幼少期を過ごしていないので、日常の生活も現代の「便利な時代」とは比べ物にならない程、色々なご苦労をなさってご成長なさって大人になったんだろうな…と思います。「戦中、戦後の混乱期」を経験している方もいらっしゃいます。日本の全国民が貧しくて、「生きていくという事」それ自体も本当に大変だったんだろうな…、と容易に想像できます。
こういう大変で過酷な環境の中で、「不便な時代」に苦労しながら「手間暇を惜しむことなく」色々な物事に当たって生活してきたから、「ちょっと難しい課題」に直面した時でも「乗り越えるために努力ができる忍耐力」が自然と身についているのかも知れないな、と思うのです。

今は、蛇口をひねれば水が出て、スイッチを入れれば様々な電気製品で楽に家事がこなせる生活が「当たり前の事」ですが、それが当たり前でなかった時代から比べると本当に「とても有難い時代」ですよね。シニア世代の生徒さんたちは「生まれた時から便利ではなかった」時代も経験してきているので、お洗濯も炊事も「大仕事」だった時に生活して、そういう仕事を1つ1つやらなければ生きることができなかった時代だったからこそ、「地道に仕事をすることが習慣」となり、「忍耐強く、物事に取り組むことができる力を身につけた」のだろうな、と私は感じています。

現在の「豊かで清潔で物質的に恵まれた環境」ではなかった時代をも乗り越えて、長年、人として生きて生活してきたという経験を積んでいらっしゃった「シニア世代の方々」は、「生活自体が大変だった時に生き抜いてきた」という事だけをとっても、本当に頭の下がる気持ちで一杯になります。もしも私がその時代に生れていたら「乗り越えられたかな…?」と、思ってしまいます。
こんな大変な時代を過ごしてきた年長者であるというだけでも「敬う価値がある」と、私は感じています。

私は、過去に放送大学で事務職員として勤務していた時期があり、当時「放送大学の事務職員の間」では、「生涯学習として」学んでいる方もいる「放送大学の幅広い年代の学生」の呼び方を、「人生の先輩である方々」を他の「高校を卒業したばかりの学生がメインの大学」のように「学生」と呼び捨てにするのではなく、「学生さん」と「さん」という敬称をつけて呼んでいました。
ピアノに限らず、60代、70代、或いはそれ以上の年代になっても「向学心」を持ち続けて学び続けている方々が数多くいらっしゃいます。
今、私の元に通って来て下さっているシニアの生徒さんも、
「子供たちも独立したし、練習する時間を作ろうと思えば作れるんです。だから、今、ようやく自分のために習い事ができるようになったんですよ。」とおっしゃっていました。
「時間の使い方」は、人それぞれでどんな使い方をしても構わないと思いますが、「自分を向上させたい」と思って新しい世界に飛び込み、学ぶために努力し続けている方々は、本当に素晴らしいと思います。

生まれた時から「何もかも、物質的に恵まれている今の時代しか知らない世代の生徒さん」に、「苦労して生活していた時代があったことを想像できるように育てる」ことは、中々大変なことなんだろうなと思いますが…、シニアの生徒さんと触れ合う事で私が感じた「諦めずに努力し続けられる忍耐力」を見習って、小さな生徒さんたちにも「地道に努力して学んでいく力」が身につくように指導していきたいな、と思っています。

「ピアノ」という1点に絞れば、「私が講師で指導者」ですが、「長く人間としての経験を積んできている」という点から言えば、「苦しい時代も乗り越えてきた人生の先輩」のシニアの生徒さんに対して、これからも「敬意を持って」接して、レッスンさせていただきたいな、と思っています

ブログ  http://chihiropiano.blog.fc2.com/
 



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