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軽度知的発達障害の子どもたちへの対応[GAPを埋める]

知的発達障害の子どもたちと出会って、
20年近くになります。

どの子からも受ける共通の印象は、
「年齢に応じて習得している必要のある内容の中で、
何がわかって何がわかっていないか?
わからない。」ということです。

例えば、おしゃべりは上手だけど記憶は苦手。
数量や計算はできるのに、仲間分けが苦手。
もしくは知らない。など、
子どもによって、ひとりひとり違います。

できるだろうと思っていることができなかったり
知らなかったり、
反対に、これはできないだろうと思うことが
できたり、知っていたり。

そのGAPが、定型発達の子どもと比べて
大きいのです。

ピアノレッスンは、集中力や、注意深く聞くこと、
判断力などの生きる力。
根気よく取り組み、攻めの姿勢でがんばる
強いメンタル。反対に、繊細で優しく、思いやりの
ある心で奏でることを要求される表現力。など、

数多くのことが身につき、また、
つけることのできるレッスンです。

それをスムーズに進めるためには、子ども自身が、
日常生活での経験や家庭環境から学びながら、
まず、私が子どもを理解し、その子に合う
教え方(マニュアル)を作り、
レッスンで積み上げていくのが最も良い方法です。

子どもによって、教材を変えたり、言語、常識などの
テキストを使ったりしています。

知的発達の遅い子どもには、
音楽の方向からアプローチをしつつ、
わかっていることと、わからないことを整理しながら、
理解していないこと(覚えていないこと)を抽出し、
学び、発達を促します。

ひとつずつ、根気よく、学習していくことで、
能力が開発され、発揮されていくようになります。

こうした知的レベル発達のためのトレーニングは、
何より、先見力と、それに伴う推理力、
積極的な攻めの姿勢と、
相手側の気持ちを考察する力を育てます。

結果、ピアノレッスンを円滑にし、弾けるようになっていきます。

そんなの、療育でやってるよ。
塾でやってるよ。
そうかもしれないけど、それは違うのです。
ピアノを弾く!という目的を持ち、
そのための知的トレーニングをするのです。

だから、先生が直接、理解することが大切です。
先生の感じる、その子が大事なんです。
そこから、ピアノレッスンへの工夫が生まれます。

今さえ良ければいいのではなく、
何年も何十年先も、深く付き合っていくことのできる音楽を
メロディアの子どもたちみんなに、伝えていきたいと願っています。

時間はかかるかもしれません。
お家での毎日の取り組みは大切です。

大丈夫。必ず良くなります。


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