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考えてみる、言葉にしてみる

レッスン中、例えば何かアドバイスした後それを生徒が見事にできた時「今とても上手に弾いたけど、どうやったの? 何に気をつけたの?」と質問することがよくあります。実際は、直前に私が改善できるようにアドバイスしている訳だから、それで改善できなかったら私の教え方に問題があるということなんですけれも…。それでも、上手にできた時はもう一度質問してみます。
「今どうやったの?」と。
生徒さんによって答えは様々で、とても興味深い。
もちろん正しい答えなんて無いので、声にして何かを答えてくれただけで「なるほど!いいね!」と私も応えます。

他にも、「2回同じことを弾くけど、どうやって変えたい?それとも変えたくない?」「このフォルテはどんなフォルテにしたい?強いフォルテ?深いフォルテ?」「このピアノは弱い感じのピアノ? 遠くから聞こえて来るようなピアノ?」など、色々聞きます。
どのフレーズが好き? どっちの曲先に弾く? 元気な感じがする? 悲しい感じがする?
曲によっては“正しい答えのようなもの”はありますが、私としてはまず{考える}ということに重きを置いて欲しいのです。そしてもしそれを言葉にして伝えられたらあっぱれ!!
例えすぐに声に出して答えられなかったとしても、質問されれば頭の中では考えると思うんです。
それって結局は自分の考えと向き合う事になったりして、そうして、自分の考えを知ったり、自分の好みを知ったり、さらには自分というものを知るきっかけになるかもしれない。
私は彼ら・彼女らが何を言ってもできるだけ否定的な返しをしなにように心がけています。
自分の意見・気持ちを声に出して伝えてみる、そしてそれが否定されることなく受け入れられるという経験を通じて、不快・不快を臆せず伝えられるきっかけになったらいいな…と大袈裟なことを考えています。
もちろん音楽についても様々な角度から“考える”“感じる”というクセがついたら嬉しいです。
それは音楽を豊かにし、さらには人生を豊かにすることにつながるから。


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