クラシックとポピュラーの共存
ピアノ教室って、どんなイメージがありますか?
多少ピアノをかじった方ならば、「バイエル等の基礎から始まり、練習曲と平行してレパートリー曲を弾いていく」こんなところではないでしょうか?そしてある程度譜面が読めて融通が利くようになると、他のジャンル(ポピュラーやジャズアレンジもの)に手を伸ばすようになったり。従来のピアノ教室はここ止まりのところが多かったように思います。実際私も20代まではこういった形で教えていました。しかしこの『他のジャンル』というのが実は厄介なのでした。クラシックオンリーでやってきた人がポピュラー系を弾くと、とたんに壁が出来てしまうのです。
原因は、リズム・和音・雰囲気をつかめないからです。普段の生活で耳に入ることが多いはずのポピュラー音楽なのに!(おそらくクラシック音楽よりは聴いているはずです)これがきっかけで演奏が伸び悩み、弾けないので当然つまらなくなります。そして仕事が忙しくなったり生活環境が変わるのをきっかけに、ピアノをやめてしまう方が出てきます。はっきり言うと、これは教える側の誘導ミスだと思います。「クラシックをやってきたのだから譜読みが出来る。ならばポピュラー系も一生懸命譜読みすれば弾ける」と、その考えを生徒さんに押し付けてしまうと、生徒さんは大きな壁を作ることになりかねません
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