子供の頃の遊び
今日は15日、世間はお盆休みですね。
周辺の道路は朝夕の通勤車のラッシュもなく、なんとなくいつもより通る車が少ないように感じます。
教室も振替レッスンの方を除いて、夏休みをとらせていただいています。
生徒さんもお出かけされる方が多いようですが、皆さん、どうぞ夏休みを満喫してくださいね。
そこでふと、子供の頃は自分はどういう遊びをして過ごしていたのかな・・・と思い起こしてみました。
いなかだったこともあり、子供同士で外遊びは思い切り楽しんでいましたし、「リカちゃん人形」などでもよく遊びました。
ただ、小学校の高学年になる頃にはいわゆる「好きなアイドル」についてどうしてもまわりと話が合わなくなってきた覚えがあります。
当時の私はあまりテレビで流行っていたアイドルや歌手に興味が持てず、人気があったアイドルとかをよく覚えていないのです。
大人になって「なつかしの〇〇」みたいな番組を見て、「そうか~、こういうのが流行っていたのね」と再確認しているような次第です。
では一体何に興味があったのかといえば、私にとって当時の「アイドル」は・・・・・
「バッハ」と「チャイコフスキー」でした こんな事を言ったら多分ひかれてしまうなというのは子供心にもわかっていたので、まわりが普通?のアイドル話をしている時はニコニコと聞いていて、でも実はよくわかっていない、というふうに過ごしていたように思います。
そして家では、当時親が買ってくれた小学館の「世界の大音楽」全集(持っている方いらっしゃいますか?)や「名曲集」などを端から聴いて、一人うっとりとしていました。
このまま一人で趣味の世界にどっぷりつかっていくのかと思っていたら、5年生になったある日クラスに転校生がやってきました。
なんとなくお互いにひかれるものを感じて自然と仲良くなっていくうちに、なんと彼女もピアノを弾き、しかも「ショパン」に恋しているというではありませんか。
この時どれだけうれしかったか・・・・今でもよく覚えています。
それからはもう、学校が終われば時間が許す限りお互いの家を行き来して遊んでいました。
そして休みの日には一緒に楽器店と本屋となぜか文房具店に行っていろんな楽譜や本を見て回る。
普段の二人での遊びといえば、まずは連弾です。当時子供のお小遣いで買える連弾譜というのがそれほどなく、もっぱら全音のブラームス「ハンガリー舞曲集」を弾いていました。
練習なんてやってないから、ほぼ初見状態でただの勢い、ノリで弾いていましたね。間違いはたくさんあるけど、すごくうまく合った時にはそれはもううれしくて、最高に楽しい遊びでした。
ピアノを弾かない時は何をしていたかというと、「プログラム」作りです。
自分が主催でコンサートを開くならどういう曲目にするか。それこそ自分の好きな曲を全部並び立てる感じで、でもそれなりに組み合わせは真剣に考えていたように思います。
なんとなく覚えてはいるけど、ピアノソロはもちろん、オケあり、四重奏あり、パイプオルガンあり、とそれはもう実現不可能な感じのプログラムでした。
それを何度も順番を組み替えたりしながらいくつも作っていたと思います。もちろん表紙もちゃんとデザインしていました。
あれは取っておけばよかったな~、実家のどこかにあるのかな、すごく見てみたいです。
小学校の頃からの友だちで今でもお付き合いがあるのは彼女だけです。
今は大阪に住んでいるけど、なんだか急に会いたくなってきました。
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