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ピアノパーティーの特色 その3

 連日のバスティンピアノパーティーの記事となりますが、いよいよ五線譜の本格的な読譜のパーティーCに入ります。

 前回のBまではプレリーディングでしたが、何故ここまで期間が長いのかというと、美しい手のフォームを作って音の上行・下行形や進行方向を目で追っかけ、手を置くポジションと指番号を確認して覚えるのに精一杯な事があります。その段階で五線譜をいきなり読ませても、線と間やドレミの音名が認識出来てもどこに何の音があるのかと、いちいち数えて弾く繰り返しで読譜が遅くなり、さっと読めなくなるという理由もあるのです。

 ピアノパーティーBの段階で、音を飛ばしてスキップで上もしくは下から順番に音名を言って鍵盤の音と位置を覚えていきます。その時は私がピアノで実音を出したり、口頭で音読するといったパターンで学習します。

 ただ教材ばかりを見ては覚えないので、ここで書いて消せるワークブック「ワイプオフ」の本の裏側の大譜表ページの上に、透明のスケスケ鍵盤にシールを貼った道具で位置確認をします。斜め45度の角度で置いて線を赤、間を青で読んでいき、これを日々繰り返し訓練する事でもう恐れるものはないですね!!

 このワイプオフの裏ページは、スケスケ鍵盤以外にもプラ板みたいな透明の音程カードもあります。これで色々と高さや向きを変えて、音程の学習も出来るのです。

 いよいよCへの前触れとして、大譜表を見て○を線もしくは間に書く練習をします。ただ書くだけでなく、大譜表のボードではマグネット、大きなシートではお手玉を自由自在に動かして線・間遊びをすると、より一層楽しくなりますね。

 そこでいよいよCの読譜トレーニングに入ります。こちらは聴音&楽典パーティーCの線・間での各ページのライティング学習となりますが、先程のスケスケ鍵盤と同じ要領で学習するとわかりやすくなりますね。

 こちらも聴音&楽典パーティーCより、読譜を楽しめるための遊び心として、このページで指定された色をA(ラ)からG(ソ)までの各音を色塗りするページです。この類の音符の色塗り教材の英語版が、東音企画より販売されておりますが、残念ながら日本語版では販売されてないのです。

 こちらはピアノパーティーCより、初めて本格的なリーディングに入った楽曲です。はじめのうちは音名が振られていて、色塗り音符の課題や線・間のトレーニングなどをやりながら、演奏して学習していきます。

 そして、4分の3拍子などの表記が出てきたら、1小節のお部屋で数える拍数や全ての音名を書いていきます。音の上行・下行などの方向を認識するために矢印を書き、これらを習慣化すると良いでしょう。

 そしてここからはスラーの学習に入ります。文章の始まりから言葉の切れ目となる良いタイミングの所で1つのフレーズを作り、またその続きから最後のとこまで言葉を繋げていく事のたとえになります。例文として、「アリスはげんきです」の文章を「アリス はげ んきです」といった風に言葉を適当な場所で区切ると、変な感じがしませんか?正しい区切り方として、「アリスは げんきです」といったほうが気持ち良いですよね。国語の朗読などでフレーズの区切り方を練習すると、大変お勉強になりますね。

 ここからが肝心の聴音問題です。この写真は前回アップを忘れていた聴音&楽典パーティーBの課題で、先生と一緒に歌って最後の雨のぽたぽた滴るリズムの音だけを聴き取る、8分の6拍子の楽曲です。これは出版した段階では全て2分音符で書かれていますが、問題の答えに応じて譜玉を黒く塗って8分音符で繋げたり、音符の横に付点を付けるなどの工夫をするものです。このパターンはこの先もずっと出てきます。

 こちらは聴音&楽典パーティーCの聴音問題で、2度から5度の音程で始まるテーマに沿った有名な楽曲の出だしがあります。下の挿絵が楽曲のタイトルを思い浮かべるためのヒントとなり、その旋律のはじめの2音を特に強く弾く事によって生徒さんにその音程を認識させます。2度なら「Happy Birthday to You」、3度は「聖者が町にやってくる」、4度はワーグナー作曲の「結婚行進曲」、5度は「きらきらぼし」となります。

 今回はちょっと説明が難しいものとなってしまいましたが、次回はピアノパーティーDについて書いていこうと思います。

 詳しくは、教室ブログをご覧くださいませ。


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