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【小学生】「ナンチャッテ」のその先

発表会の曲を決める際、

ご本人からの

特別のリクエストが無い限り、

こちらで

生徒さんの表現力に

合っていて、

技術的にも

可能かつ、

今勉強して欲しいような曲で・・・

という形で

選曲したものを

生徒さんに聞いてもらい、

生徒さん自身で

少し長い期間練習する曲

として

選んでもらっています。







中高生~大人の方

になりますと

心の中に

イメージとして

「弾きたい曲」



ピンポイントで浮かびますが

まだたくさんの曲を知らない

小学生は

その方法が多いです。







ところが

今回、

高学年の生徒さんで、

「出来れば~●●●を弾きたい!」



言ってくれた生徒さんが

いました。







うちの発表会で

あまり頻繁には

演奏されていないその曲。

ここ数か月

練習してみると、

なかなか華やかで

技術的にも

彼女の得意が生きていて、

よくぞ、ピンポイントで

希望してくれたな~と。





それで~~

演奏も

暗譜も

仕上がって

「〇〇ちゃん、この曲は

どうして弾きたいって思ったの?」







と尋ねてみると



「昔、まだココに習いに来る前、

小さい時に、

この曲を簡単にした

いわゆるナンチャッテ

を弾いたことがあって、

いつか

ちゃんと弾きたいな~って

思っていたんです」





と!





それは良かった!





結構ね~~深い安堵





ナンチャッテ・・・曲、



いろいろ考えちゃうんですよね。

いろいろな

本物の曲を知っていらっしゃる

大人の方が

「せめて雰囲気だけでも

弾きたい」

とか

「この部分だけ

弾きたい!」

というのは~~

愉しむための

良い使い方だと思うのですが







また~~

ピアニカで

メロディーが弾けるようになった

お子ちゃまが

有名な曲のテーマ(メロデイー)

だけを

弾きたい・・・場合とか。





時と場合によって、

とても良い場合もある一方で

「〇〇弾いてるよ!」

「わあ~~すご~~い!」





・・・・と

終われば良いのですが

そのお子さんが

いつかの機会に

〇〇の原曲を知った時!

あ・・・・

違うんだ・・・





と思う。





それが

なんてことなく

過ぎる子もいれば~~

結構ショックを受ける子も

いるのです。









私も以前、

新しく中学生で来た生徒さんで

こんな失敗をしたことがあるのです。





彼女いわく

「小学生の頃

C-dur

でショパンのノクターンを

弾いてたけど、

学校の先生に

その曲は違う調だから

中学生になったら

ほんとのが弾けると良いね」

と言われて

中学生になったから

習いに来て下さったという方。





今回と同じように

「それは良いね。

がんばろうね」

と言って、

本物の楽譜をお渡ししたら~~



「この曲じゃないと思う」



「ん?

多分コレよ?」





と弾いてみると~~

あ・・・・

とショックを受けている・・・



「調だけじゃなくて・・・

拍子も違うんですね?」





彼女が昔やっていたのは

C-durだったたけじゃなく、

3/4 だったらしいのです。





12/8って

全然イメージになかったのかもしれません。





「でも、

中学生になったから

ゆっくり頑張ってゆけば~

弾けるようになるよ」



と話ていたのですが

あまりの楽譜の違いに

ショックを受けたようでした。





考えてみれば

彼女が言うナンチャッテの楽譜は

彼女の言葉からしか

想像できず、

私はその楽譜を見たことが無い~~~

しかも、

それから何年経っていて、

その間、

彼女がどのように

レッスンを積み重ねていて、

どのくらい

がんばれるのか?

彼女の言からしか

想像も出来なかったわけですから

どのくらいその曲を弾くことに

拘っているのか?

情熱があるのか?

もう少し様子を見て、

時間をおいてから

挑戦させるとか・・・・

すべきだったのです。





彼女の落胆は

少しかわいそうでした。








どんな風に

ピアノを弾きたいのか、

にも因るので~

「ココだけでも弾きたい!」

という希望があったら~

を無下に否定するのは

しませんが

やはり~~

まったく知らない場合は

ちょっとだけでも

「実はこんなスゴイ曲だよ!」



知らせる機会は欲しいですね。



本物の楽譜を

見ておくだけでも

良いですし、

必要ですね。





でも、

今回の生徒さんの場合は

「簡単にしてあるのを

弾いていて、

いつか

この曲ちゃんと

弾いてみたい」って



そんな風に目標が出来ていて



自分の技術が伴ってきて、

そして

今回弾く楽譜は

普段みているレッスンから

充分彼女に弾ける!

と踏むことができたので

充分クリアでき!



これは

ナンチャッテの

一番良い方向かもしれないですね。


でも、
いつもこんなにうまくいくとは
限らないですね。





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