「過程」を見る力・信じる力を育てたい！

オリンピックも、ショパンコンクールも～～～
今夏の祭典まっさかりです。

「すごいね～！」
「感動するね～」
「別世界だ・・・」
「世の中にはすごい人がいるね」
「あんな才能があったら羨ましいね」

ついついそう思っちゃいますよね。

確かに、特別な素養というものは
否めない人も多いと思います。
が、
それは彼らに限ったことではないようにも思います。

彼らがそれを100％活かすための努力、意志
そしてまわりの協力、環境
さまざまな奇跡的なかけ合わせの賜物で
「世界の舞台」が
見えてくるのかもしれません。

でも、
その陰に、
普通の人が普通に楽しんでいることを
断ち切る意志力（我慢だったり）
普通に流れる時間を全て一つのことに
賭ける・・・そう、本当に「賭け」のような
潔い決断力があるのですよね。


スポットライトに照らされた彼らの栄光だけでなく、
彼らがそのために積んできた時間
辛さ、マイナスの面・・・
全て全て併せて～～～
その舞台に立っていることに
拍手をしたいものです。
結果はもちろん大事ですが、
それも～ひとつの側面。


一郎選手の
小学生の時の作文を読んだ時、
ひたむきに、
野球のことを
打率まで掲げて、
自分の目標を具体的に書いていました。
ただ・・・野球が好きなだけの少年じゃなかった・・・。


TVで、時折特集を組んでいる
「宝塚受験」の受験時代の厳しさと苦労。
↑
（少し「昭和」臭すらして
「スポ根」時代に育った私などは感動しますが、
今のお子さん達にはどう映るのかな？と
少し疑問でもありましたが・・・）
でも、
華やかな舞台の影に
そうした舞台裏が存在するのは
いつの時代だって・・・真実。

皆が皆、
そういう人生を選ぶ必要はないのですが、
そこから学べることは
あると思います。


人や物事、そして結果を見るには
その人の経てきた「過程」も同時に
見る想像力を持ちたい～と。

人生後半戦になっている私としては
これは
若い人々、そしてこれからのお子さん達
まあ～～自分がかかわれるのは、
生徒さんや
息子ども（まだ孫はいないないし）に、
折に触れ、伝えたいことです。


自分が何かをしたいと思った時
それはどんな小さいことでも、
「過程」があって、
その先に得たい結果がある。

すぐ「結果」に結び付くこともあれば
なかなか到達出来ないこともあります。
でも、その「過程」に「居る」ことを
放棄しないで、
ちゃんと歩いてみよう！っと。

小さい過程を克服する経験が積み重なると、
「自信」がついて・・・
良いスパイラルで、
少しずつ大きな目標に向かう「過程」に挑む
「勇気」が出てくるものです。


どんなことでも！
ここまで歩けた・・でも、
掛け算覚えた・・・でも、
さかあがりできた・・でも。



わたしも、
及ばずながら～
レッスンでは・・・
そんなことを意識しています。

「歌えた」
「読めた」
「弾けた」

その場で獲得する結果から
１週間で獲得する結果。
１か月で獲得する結果。

それ以上かかる目標・・・


「過程」を見る力
「過程」を信じる力があると

きっと人生で役立つ時が来ると
思います。