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指づかいについて

こんにちは。
今日は指づかいについてのお話をさせていただきます。

ピアノを弾くにあたり、指づかいをきちんと考えることはとても大事な要素となります。
初歩段階の方や、小さな手のお子さんにはあらかじめ指づかいを書き込んで伝授するのは指導者の大切な役目です。

楽譜が自分で読めてある程度弾けるようになった生徒たちのレッスンをしていて、楽譜に指づかいが書かれているのに自己流の勝手な指づかいで弾き、指が絡まってしまったり余ってしまって弾けなくなる、スラーがついているのに切れてしまう、という光景を時々目にしますが、私はその時に次の二つの注意をします。

●この楽譜の校訂者(編集者)は、あなたよりもずっと先輩の方で、この曲の指づかいをテクニック的にも音楽的にも弾きやすいようにあれこれ研究して書いてくださっています。それを無視して、しかも弾けなくなるというのはどうかしら?
●もしどうしても書かれている指づかいで弾きにくい、届かないなどの箇所がある場合は、私(先生)に質問する、もしくは自分で考えた指づかいに書きなおす、ということを必ずしてください。

その場その場で適当な指づかいで弾いて間違えたり、うまくいかない、というのはよろしくないことです。

私は、バッハのインヴェンションなどのポリフォニーの作品には、すべて生徒自身であらかじめ指づかいが書いていない音符にも指づかいをすべて書き込むように生徒たちに伝えています。
手間がかかる作業ですが、指づかいの正確な認識と、音楽的な表現の見通しにも繋がり、演奏上大変効果をもたらします。
また、フレーズの途中から練習する時、片手ずつ練習する際など、指づかいが書かれてあればパッとそこから弾くことができます。

他の作品でも、うまくいかない箇所やミスタッチしてしまう箇所などには指づかいを書き込むことも勧めています。
指づかいを認識することでスムーズに弾けるようになることが多いですので、これもお勧めです。

上級者になってくると、前はこの指づかいで弾いていたけれど、やっぱりこっちの指づかいのほうがしっくりくるかな、など、指づかいを変えることもしばしばあり、そのたびに書き直したりもします。


10本の指で美しく素敵な演奏ができるように、指づかいについても心を配れるときっと良いことがあると思います。


An die musik ピアノ教室
竹村浄子


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