失敗から成功へ繋げられる人

根室市　あゆみピアノ・リトミック教室　兒玉歩です。



あゆみピアノ・リトミック教室の第20回目の発表会が2月4日に行われます。

昨年、一昨年と、中止にはならないものの、工夫をこらしてどうにかやってきた発表会。

やっと、今回、久しぶりに観客席にお客様をお呼びして行うことができそうです。



みんなそれぞれ、自分のペースで、準備頑張っています。

生徒さんたちに、どんな演奏をしたいか聞くと、「とりあえず、失敗しないように弾きたい。」と言う子がいます。

ちょっと待って！

失敗って、どんな演奏？

音間違えたら、失敗？

間違えなきゃ、成功？

いえいえ、本番で音間違えたって、何したって、「練習頑張った！」っていうことだけで、もう成功なんです。

だから、本番が始まる前に、もう成功だって決まってる。

お辞儀して、演奏して、お辞儀して帰ってこられたら、もう100点！



おうちの方も、親なら子供に成功させたい、練習の成果を出させたい、うまくやらせたいって思いますよね。

私もすごい思っちゃいます。

自分のことよりも、もっと。

ピアノに限らず、勉強や運動、お手伝いなどなど・・・

でも、子どもはなかなかうまくできないことって多々あります。

もうイライラしちゃうくらいに。

でも、ここ要注意なんです。

大人の目線でみたら、なんでできないの～～～ってなりますが、
自分がお子さんの年齢に戻ってみたら、同じようになんでできないの～～～とは思わないでしょう。

大人の評価と、子ども同士の評価って全然違うんですよ。



だから、子どもを失敗させたくないなら、自分が子ども目線になること。

すると、まずなかなか失敗だと感じなくなります。

それに、もし失敗した時でもなんていって欲しいかわかりますし、どんなアドバイスが欲しいかもわかります。

そして、その失敗を糧にして、次の成功へと繋げることができる人になっていきます。

うまくいかないことを指摘したって、反発するか萎縮するかで、成功へと繋げることは難しくなっていくんですね。



大人であるあなたにはたくさんの智慧、経験が備わっています。

お子さんにはそれがありません。

ぜひ、お子さんが欲しい言葉に直して伝えてあげてください。