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ピアノのメンテナンス

今日から6月。そろそろ梅雨に入りますね。ピアノにとって湿気は大敵です。海外の一流ピアノ、スタインウェイやベーゼンドルファーなどは、常に一定の湿度と温度を保てるようにしなければなりません。楽器自体のお値段も高額なので、とても気を使います。それに比べて、ヤマハは、日本が生み出したピアノなので、比較的、湿気などにも強い気がします。私は、ヤマハ派で、使い古して買い替えるタイプです。今まで5台、買い換えました。大学にいたときも研究室に2台のヤマハがありました。調律を定期的にすることも大事ですが、普段、大切に扱ってあげるとピアノも喜びますので、たまには、鍵盤を熱いお湯で硬く絞ったタオルでやさしく拭いてあげるとか、譜面立て付近もほこりを払うなどすると、楽器も喜びますし、弾く方もテンションが上がります。
ピアニストは、自分の楽器で演奏会ができません。ホールにある楽器で弾くことばかりなので、自宅のピアノがどんなに素晴らしくても、その楽器を持っていくことはできないのが宿命です。なかなか悩ましいのが、ピアニストなのです。リサイタルの場合は、調律師の方とよく相談して、自分の理想の楽器となるように調整してもらい、リハーサルで結構弾きこんで、自分の音を本番前に確認することが大事です。理想の楽器を求めるのは、ほとんど不可能ですが、臨機応変に自分の今までのスキルや経験を駆使して、本番で演奏します。
以前、ドイツの元貴族のお宅で50名くらいのサロンでリサイタルをしたことがあります。その楽器は、100年を超えた楽器で、なんと、半音くらい低く調律されていました!!ハ長調の曲でも、私の耳には、ロ長調に聞こえるわけです。弾いていると手が半音上ろうとするんです(笑)。このように、そこにある楽器で弾く宿命のピアニストは、いろいろな苦労があります。その時も、耳を慣らし、指を慣らし、なんとか演奏会を終えましたが、ものすごく印象に残ている演奏会の一つです。

ピアノは、大きくて大きな音も小さな音も出る、音域の広い、独特の音を持った、楽器です。
楽器の女王と言ってもいいと思いますが、一台一台、みな特徴があります。それをわかった上で、演奏するのがピアニストなのです。

このような素敵な楽器、操ってみたいと思いませんか?どうぞ私のお教室に是非お越しください。ご一緒にピアノを楽しみましょう。

深井尚子


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