桐朋の音教の話・幼児教育その1

南大沢しおたにピアノ教室 Shoko ra　塩谷尚子です



ソルフェージュを実技に活かすレッスンをしています



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今日は音教のお話を



 桐朋の音楽教室（以下・音教）の幼児教育では「コダーイメッソッド」からのヒントを得て



わらべ歌を導入しています



そして、長い流れの中で、より音楽的な教育を目指し



今、話題になっている「フォルマシオンミュジカル」と同じような授業を



すでに行ってきました





なぜ、桐朋の音教の授業の内容が外へ広がっていかなかったのか



それは



職人気質の先生方の集団であり



外に向けての発信をしてこなかったからに他なりません







50年も前にコダーイメソッドを取り入れた理由は



スパルタで機械的な練習により技術だけ上がったのでは



世界的な演奏家として足りないものが補えない



と、諸先輩がたが感じたからです



より音楽的な感情の発露を《音》に



そういったものを目指して



50年もの昔にヨーロッパへ研修に向かった先生方の気概



私たちもきっと持ち合わせています



だからこそ、知らず知らず、常につねに



音楽的な授業を模索しているのです







世界各国のわらべ歌は



音域も歌いやすく



繰り返し歌いたくなる



簡単なフレーズ



という特長が挙げられます





親しみやすいフレーズで



心の底から楽しいと感じて遊び歌う



その感情の及ぼす作用が



音楽にとって欠かせないものでありました



わらべ歌は特に弦楽器（声楽・管楽器もですが幼児期にはいないので）の生徒たちの耳に



特に良い作用があるように思います



完全な音程が体験できるからです





長2度の音程も



ピアノの場合、上手く調律されていますが



微妙に歪んでいます





声で長2度を完璧に取れると？



絵も言われぬ響きが広がります



完璧なハモリ、という状態です





そうそう簡単には出せない響きではありますが



先生方も一度でいいから



美しい2度の響きに浸ってほしいです







さて、続きはまた明日



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