ロシアのピアノ奏法

今日は、ロシアの音楽院で学んできた事あれこれをお話しようと思います♪



そもそも、ロシア奏法って何？と思われる方もいらっしゃると思います。
ロシア奏法とは言っても、これがロシア奏法よー！という特別なレッスンがあるわけではありません。(少なくとも、私はありませんでした。)

ただ、重力奏法と音を聴くということを徹底的に叩き込まれます。

重力奏法とは手の無駄な動きを極力省き、肩･腕の重みを指先へ伝える奏法です。
ピアノ、フォルテ、どんな強弱であっても、鍵盤の奥までしっかり重みを伝える事が重要です。
作品の時代、曲調、フレーズによって指の使い方を変えていく事で、とても幅広い音色を奏でる事が出来ます。

そして、音を聴くという事。
音の響きを聴き、次の音への距離をしっかり掴む事で、音楽に流れと深みを作る事ができます。
私自身、入学してすぐに音を聴くという難しさに直面した思い出があります…。

この２つを習得出来ると音楽に深みが増し、とても心地よく演奏出来るようになります。

カザンカ ピアノ教室では、ピアノアンサンブルなども交えながら、楽しく習得できるようにレッスンしていきます♪