生の音を聞くと何が良いのか

山形　尾花沢市・舟形町ピアノ教室
早坂希望（はやさかのぞみ）です。






「生の音は違うよね！」

「生の音楽って最高だね！」

「子どもたちに生の音を聴かせたい！」




という声をよく耳にします。

私もそう思います。





昨日、久しぶりに

「コンサート」に行って

なんで「生の音」が良いのか、をふと考えました。







昨日の私は、シンプルに、

ピアノの音が心地よくて

とってもとっても幸せな気持ちになったので




「何かの為になる」「学びになる」

という意識なく、

その場にいて音楽を感じられたことが最高！




なのですが、

それを改めて言葉にしてみると

ちょっと発見があったのでシェアしますね♪








①クリエイティブな発想
②刺激
③感情の揺れ
④未来への希望




こんなことが

昨日の私には起きました。




①〜④までは繋がっていて

相互に関係しているので

分けずに書かせていただくと





音楽を聴いていると

「綺麗だな」「かっこいい」

という感情が生まれるものですが




そこから昔の記憶に繋がったり

何かの感情にリンクしていったりします。







例えば、

「この曲、ばあちゃんが好きだったな」

「昔の失恋の雰囲気と似ているな」

「旅行先で見た夕日を思い出すな」

みたいな感じ。




一つの曲の中で、いろんな感情が生まれては消え

曲が終わる頃には

じんわり暖かくなったり、スッキリしていることも。




演奏する方達を見ながら

「私もこうなりたい」

「こんな音を出してみたい」

「この曲弾いてみたい」

「私だったらこう演奏するかも」

みたいな感情も生まれますよね♡




そこから

「こんなことしてみたいな」

というクリエイティブな発想に繋がったりします。




昨日の私でいえば

「やさしい音楽の時間」みたいな

ちいちゃなコンサートをやりたいな〜




という思いつきがありました。








昨日の演奏者の方々の

「語りかける音」を肌で感じて

そこからの思いつきです。




そしてもう一つ

こんなことも思いました。




「人生まだ長い。

出来ない、向かない、と諦めていたことにも

ゆっくりだったら近づいていける」




私、80歳まではピアノを弾くつもりなんです。

ということは、

４０年近くあるわけです。




そしたら、

何気に諦めていたことや

時間がかかるからと手をつけていなかったことも




できる気がしてきました。








一歩ずつ進めばいい。

時々止まったり

後退することがあっても




４０年ありますから♡

80歳でもピアノを弾いていようと思ったら

「今やること」も見えてきます。




そんなことを

演奏を聴きながら思ったのでした。




超絶技巧の、圧倒されるような演奏会も良いですが




知らず知らず、意図しない所から思いがけず

お客様と演奏者のやりとりが生まれるのも

私は好きです。




ワクワクしてきます。




これが、昨日私が感じた

「生で音楽を聴く意味」

でした。








ちょっと伝わりにくいかな、

と思いつつ




その時の演奏会や

自分の置かれている「状況」や「調子」でも

感じることは変わると思います。




まさに「一期一会」




「体温」や「熱」を感じられる

同じ空間にいるからこその

出会いだと思います。





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