「緊張」や「恐怖」との付き合い方

尾花沢市　ピアノ教室
早坂希望（はやさかのぞみ）です。



発表会を数日後に控え、

生徒さんにも緊張が見え始めています。



緊張の練習のために、

おじぎから練習したり、

ビデオを撮って練習したりしています。




誰かに見られてると思うと、

いつも通りにいかなくなるのが普通。




緊張すると、自分は一体どうなるのか、




体がこわばったり、動きにくかったり、

いつもとは違う動きをしたり、

自分の手なのに誰かの手のように感じることも。



心臓がバクバクして

頭が真っ白になったり、

テンポが速くなったりもします。




傾向が分かれば、対策が打てます。



なので、緊張を体験していくことが必要だと思っています。








私は、小さい頃からあがり症で、

ピアノに限らず

誰かの前で発表することは、すっごく苦手でした。




自分の意思とは真逆に、

勝手に心臓は速くなり、

変な汗もたくさんかきます。



それは今も同じです。




以前は、緊張をなんとかして無くそうと必死でした。

チョコレートにリラックス効果があると聞いては試し、

定番の、手のひらに人の字を書いて飲み込んだりもしました。




色々試した結果、

緊張や恐怖心を失くすのはムリだな

と今は思っています。



もしかしたらムリではないかもしれないけど、

私の場合は、

そこに労力を使うのは効率が悪いようです。









さて、そんな私が今たどり着いたのは

「受け入れる」

ということ。



「あ、私緊張しているな」

「失敗したらどうしようって怖がっているな」

「心臓が速くなって、手の感覚もいつもとは違ってきたな」





今の状態やどんな感情も、

ただただ受け入れる。

どうにかしようとしない。





緊張や恐怖心は、悪者ではないんです。




やっつけようと戦うと、

逆にやっつけられたりします（汗）




自分の今の状態を把握し受け入れる。

そして、今やることに集中する。



その方が落ち着いてきます。








人生の中で、そういう場面はたくさん訪れます。




そこで、どう対処するのか。




たった一人でステージに立ち、

誰の助けも借りずに最後まで弾き切る、

この経験を積み重ねてきた人は、



他で同じようなことが起きても、

ちょっとやそっとじゃへこたれません。






ある方が言っていました。



これまで、人前に立って話したり表現したりすることをたくさんしてきました。

でもピアノの発表はこれまでのどんなものよりも

緊張します。別格なんです。




そうなんです。



緊張のレベルで言えば、

ピアノの緊張は最高レベルだと思います！




ピアノをやらなければ一生感じるチャンスがなかったかもしれない緊張を感じながら、

一生懸命、発表をするんです。




わたしも、お母さんも、お友達も、

見守ることが役目です。



みんなたくましいですよ！




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