発表会に出ないという選択もアリ

尾花沢市　ピアノ教室
早坂希望（はやさかのぞみ）です。



６月末に発表会を控え、

発表会関係の投稿が多くなっています。



ですが、



「発表会に出ない」という選択肢もアリです。





実は私、幼稚園の時は、

発表会なんて出るもんじゃないと思っていました。



人の前に立って何かをするなんて恥ずかしい！

と思っていました。




だから、ピアノを習ってから始めての発表会も、

出ないと言い張りました。



正確には、首を横に振りました。



おしゃべりが苦手で、ウンもハイも言えなかった私は、

先生にも目で訴えるか、首を振るかしか出来ない子供でした。



「出たくない」を伝えるのはとっても心苦しかったけれど、

でも本当にイヤだったから、頑張って首を横に振りました。



だから、出たくない人の気持ちがとってもわかります。








先生は残念そうな顔をしていたけど、

受け入れてくれたことで

心底ホッとしました。




ピアノは好きだったし

レッスンも楽しかったけど、

たくさんの人の前でステージに立つことは

地獄のように感じられたんですね。





今から思えば、出ればよかったじゃーーーん！

と思いますが、５歳の私は、しっかり自分の意思で、

出ないことを選んだんですね。








指導者になって、いろんな生徒さんを見てきた今は、

出来ることなら発表の場に立ってほしい気持ちがあります。

見違えるほど上手になるから。



でも、本人の気持ちが全くのらないのであれば、

話は別です。

無理にさせるものではありません。



やりたい気持ちはあるけど、

不安な気持ちが勝って、出ることを迷っているなら、

様子を見てどーーんと背中を押すこともあります。






自分で決めることが大切です。



誰かにさせられている意識だと、

誰かのせいにしてしまいます。

その環境は作りたくありません。




「自分のことは自分で」

の意味は

「責任までもひっくるめて自分で」

なんだと思います。



小さい子でも同じです。

全部を丸投げするわけではないですよ。

自立への道を見守って支えていくのは

大人の役目だと思っています。



発表会は出たくないけど、

クリスマス会なら出たい、

と言う生徒さんもいます。



ご入会の時、

「発表会だけが心配」

と言う声もお聞きします。



大丈夫ですよ！

なんせ私自身が発表会なんて出るもんじゃない

と思っていたんですから（笑）



心配なことは、

遠慮なく相談してくださいねー！



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