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発表会で演奏を聴くということ

発表会後、保護者の皆様から

ご感想をいただきました。

そのうちの一つがこちら。

「自分の子供が行儀が悪く、

他の方の演奏を聴いていない様子が

気になった」

きちんと座っていられない。

モゾモゾ動く。

椅子の足などを蹴ったり。

隣の子にちょっかいを出したり。



他の出演者の演奏を駄々じっと聴いていろ、

という言う方が、もしかして

無理と言えば無理かもしれません。

でも、それでいいと思っています…

というと、叱られてしまうでしょうか。

他ではこういった場は少ないでしょうし、

だんだん慣れていくことです。

きちんとしなさいと叱られたり、

会場の外へ出されてしまったりするよりも

今この場を経験して欲しいと考えます。




実は発表会では、出演者はあらかじめ

出演者用の席についてもらっています。

出演者だけに出演順に並んでもらい、

座って出番を待つのです。

ご両親からは離れて、何をしても

その場では叱られない距離です。

他の出演者の演奏を聴くか、自分の演奏の

ことを考えるか、モゾモゾするか(笑)しか

できない環境。

このところ、ずっとこの形式で開催して

います。演奏中は自分の席についていて、

演奏中に立ち歩く生徒は誰もいません。

100%のお行儀とまではいかなくても、

その場の自分の判断で演奏を聴く

態度になれているのです。

脇目もふらず集中して聴いている、と

言うのとは違うかもしれませんが、

そのお子さんなりの

聴き方をしてくれていると思っています。

お子さんたちの耳には(演奏を含めた)

周囲の音がちゃんと入っています。

あの時に聴いたメロディ、というのを

覚えている生徒が少なからずいるので

わかるのです。




リトミックのクラスでも、リトミックに

その場では参加せず他のことに

気を取られていたり、他のもので遊んで

しまっているお子さんでも、

実際にやっていてみてはいない動きが

ちゃあんと出来ていたりします。

背中で聞いている、見ている、とでも

言うのでしょうか。

うわの空のようでいてもアンテナには

ひっかかっていて、自分なりに

ものにしている。

その場を経験することで、肌感覚で

学ことができていることは

思うよりもはるかに多いようです。

発表会は自分で演奏するだけではない、

様々な角度での音楽経験、社会経験を

積む機会…とも

言えるのではないでしょうか。


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