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駅でセミを拾った件

日が短くなり、ぐっと

秋らしくなってきました。

稲刈りも始まっています。

台風一過の今日、名残の

セミを聞きました。

その声で思い出した

この夏のエピソードです。


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ある日、稽古の帰りに、

人の行き交う池袋駅のホームで

セミをひろいました。

ひっくり返っているので

もう死んでしまっているかと

思ったのですが、

指を差し出してみると

キュッと足を閉じて

しがみついてきました。

ジージーと文句も言っています。

このままここに置いていくと

誰かに踏み潰されてしまうかも。

かといって、駅のホームでは

セミを放してはやれません。

仕方がないので、拾い上げて

両手で覆って埼京線に

乗り込みました。

新宿までは5分。

改札を出れば植え込みもあるし、

木につかまらせてやることが

できるでしょう。

手で包んでいることで

少し元気を取り戻したのか、

セミは手の中でモゾモゾ動き

出しました。足の力も心なしか

強くなってきています。

良かった、元気を取り戻したか…と

ほっとしたのも束の間。

ジョワジョワと声が

大きくなってきています。

夕暮れの埼京線。空いてはいますが、

乗客もぽちぽち合わせています。

と、手の隙間からセミが

出ようとし始めました。

けっこう力が強い!でも

車内で飛び回られては一大事。

と、

ジージジー‼️‼️

全乗客がバッと顔を上げて

こっちを見た(気がしたけれど

キョロキョロしている人が

ほとんどだった)。

(静かに!)と言っても

セミに通じるわけもなく…。

新宿に着くなり、落ち着かない人

ばかり(のように見える)車内を

まさに逃げるように飛び出して、

改札の外の植え込みへ向かいました。

手を開くとセミはギギギ、と

音をさせたながら飛び立って

植え込みの中に。

良かった。ほっと一息です。

ナウシカになった気分で

(おいおい)その場を

離れました。



日本では「セミの声」と表現しますね。

世界で日本人とポリネシア人だけが

虫の音を「声」として受け止め

愛でるのだとか。

こんな聞き方、とても豊かな

心持ちではないでしょうか。

初夏のカエルの合唱。

秋風が吹けば虫の声。

時には自然の音色にも

耳を傾けてみませんか?


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