発表会の準備は着々と…？

発表会まであと2ヶ月を切りました。

ピアノの先生としては、今の時点だと

ここまで出来ていてほしい、

このくらい弾けるようになっていて

ほしいなあと思う目安があります。

ところが…。

「やっと譜読み終わったー」

（はー、やっとここまで出来て

良かった！）

「連弾はまだ全然やってなーい」

（ちょ、ちょっとー！）

「もう暗譜もできちゃった！」

（まだもう半分あるけど…）

「楽譜がどっかいっちゃったー」

（ええ？！）

「この曲いっぱい練習したー」

（発表会で弾かない曲だねー…）

みんなとってもマイペースです。

大丈夫？




もちろん大丈夫なんです。


ちなみにあなたは、夏休みの宿題には

どのように取り組みましたか？

・最初に全部片付けちゃう

・毎日コツコツ、少しずつ

・最後の数日に自分で追い込み

・親御さんに手伝ってもらって

なんとか終わらせる


みんなそれぞれ自分のやり方が

ありますね。そして乗り越えてきましたね。

自分のやり方で取り組む、それが

いいんです。


それよりもっと大切なことがあります。

最後に出てきた「手伝ってもらう」は、

ピアノではできませんね。

ステージには一人で

立たなければなりません。

誰かに代わって弾いてもらうことは

できませんから。

ではどうする？

どうしたらいいでしょう。

実はこれも練習、経験なのです。

時間をかけてその曲に取り組む。

仕上げていく。取り組む中で、

上手くなっていける時もあれば、

なかなかはかどらない時も

あります。

色々な体験や気分を味わって、

喜んだり、怒ったり、悲しく

なったり悔しくなったり。それでも

続けて、頑張って、少しずつ積み重ねた

練習、経験の全てを舞台で発表する時、

一回りも二回りも大きく成長するのです。

ただ発表会を目指して進んでいけばいい。

自分のペースで目指していくことが

大事なのです。

できた！の笑顔、上手くいかなかった、と

しょぼんとした顔。どちらもいい。

そのどちらも、みなさんを大きく育てて

くれます。

積み重ねていったことを発表すること、

それが一番大切なことだから。

私自身もみなさんの成長を心待ちにして、

一緒に取り組んでいきます。