ピアノのふたを外してみたら…

きょうは3月22日。寒いですね。

みなさんは ピアノのふたを外して弾いてみたことありますか？

先日のレッスンで、♯シャープと♭フラットの話をしているときに、ふたを外してみました。

中はこーんな感じ。




「え！外せるんだ〜」
と驚いたＡちゃん。 不思議そうに中をのぞき込んで、♪ド〜レ〜と弾きました。

ふたの奥に隠れている、鍵盤の先の木の部分が 鍵盤と一緒に下がりました。

A「あれ？あれ？変だよ！順番に下がらない！一個そのままだよ。なんで下がらないの？」

赤いテープがドとレ

なんでなんで？ と考えるAちゃん。

(私は黙って見ています。)

あちこち触って カラクリに気づいたようでした。

A「そっかー。ドの♯の音が 下がらなかったところなんだね〜」

青いテープがドの♯


と言いながら、半音階を弾いて、順番に動く様子を見ていました。

♯ シャープは半音上がる(右となりの音)
♭ フラットは半音下がる(左となりの音)

でも 全て 「♯や♭が 付いているから黒い鍵盤」とはなりません。

「シとド」「ミとファ 」は白い鍵盤がとなり合わせになっているからです。

こうして蓋を開けて説明すると、

「 シの♯シャープが なぜドになるのか」
「 ファの♭フラットがなぜミになるか」

が、よ〜く理解できるようです。

「いつもより はっきり大きな音が出るね！」
と面白そうなAちゃんでしたが、これではレッスンになりません。

「蓋を開けたまま弾いていたら、集中できないから、もうおしまい！」

と私が言ったら、 Aちゃんは右手を動かして言いました。

「時を戻そう！」

その絶妙なタイミングに、笑いが止まりませんでした。
(なんで笑ったか、わからない？…残念！)
ではまた(*^_^*)