年収、学歴、遺伝に勝る音楽の影響を考えてみました。

ひたちなか市・那珂市 稲野辺純子ピアノ教室です。3歳からシニアの方まで、障害の有無に関わらず全ての人にピアノを！
年収、学歴、遺伝に勝る音楽の影響を考えてみました。
今回は、ベネズエラの音楽教育プロジェクト「エル・システマ」を紹介させていただきます。

その前に・・・ピアノを習うと頭が良くなる・・・に対して数々の反論を目にすることがあるかもしれません。
それは、親の環境・高収入・高学歴といった優位性です。

環境説・・・ピアノを習える家庭は、
・親の収入が高い・環境がよい・教育費もかけてもらえる・親が教育熱心だから、子供の頭が良くなるのでは？

遺伝子説ピアノを習える家庭は
、・高学歴な親が多い・遺伝子的な問題だから、子供の頭が良くなるのでは？では、反対に、環境に恵まれず、低収入・低学歴といった場合は
どうなのか。

まさに、音楽は、こうした親の3つの優位性にも負けない影響
力があったという証明がなされました。

南米ベネズエラでホセ・アントニオ・アブレウ博士によって始められた音楽教育「エル・システマ」。
家庭の経済状況にもかかわらず、
すべての子が無償で集団で
の音楽教育が受けられる仕組みが原点で、子どもたちが、自ら協調性や、規律を学びながら、目標に積極的に取り組んでいく姿勢を育んでいくことによって、希望や誇りをもてることを目的としています。
この活動は、世界的に活躍する若手指揮者グスターボ・ドゥダメルなど
多くの一流音楽家を輩出しているだけでなく、子どもたちを犯罪や暴力から守り、学業面も含めてポジティブな影響を与えてきていることで、ユネスコ、米州開銀等の外部機関からも評価されています。2016年1月時点で、60以上の国・地域で展開しています。

明日の食事の心配をしなければいけない子ど達にクラシック音楽は、生きる希望を与え、自分が愛され必要とされる存在であることを感じさせてくれるほどの人間の存在の根源に関わる不思議な力を持っています。

日々私が行っているピアノのレッスンは、このプロジェクトと比べようもないほど小さなものですが、私の教室に通う生徒に生きる希望と自分が愛され
必要とされる存在であることを
感じさせる教室でありたいと思っています。