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タイとスラーの違い

茨城県ひたちなか市・那珂市でピアノ教室を開いております

稲野辺純子です。
いつも私のブログをご覧いただき
ありがとうございます。

今日は、バイエルBYERR No.67 について解説いたします。

ハ長調 C Dur 4分の2拍子
Moderato(中くらいの速さで)

<重音>
右手で同時に2つの音を弾く重音が沢山出てきます。
バイエル67番に出てくる重音は全て6度ですので
いつもより鍵盤1つ分手の幅を広げましょう。
時折出てくる単音はソのみですが、
2で弾くときと、3で弾く時があるので
気をつけましょう。

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<タイとスラーの違い>
左手にはたくさんの音と音を繋ぐ線があります。
同じ音同士を繋いでいる線はタイですので、
お互いの音の長さを足した分伸ばしましょう。
例えば、2分音符+8部音符=2.5
となります、

違う音同士に線がついた場合は、
スラーになりますので
次の音を出すまで、前の音を
保持して伸ばしていましょう。


***

<スタッカーティシモ>
スタッカートをさらに特に強調して演奏する事を
スタカーティシモと言いますが、8小節と16小節に現れます。

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<アウフタクト>
弱拍からスタートする曲なので、
強拍になる次の1音を意識し
最初の音を出す前に
「1と2」と
カウントしてから音を出すといいでしょう。

***


私の演奏および解説動画をYouTubeに
アップしておきました
のでどうぞご覧ください。
https://youtu.be/-tFDg1NyGWg

***



作曲者バイエルBEYERについて

フェルディナント・バイアーは

1806年7月25日ドイツのクヴェーアフルトで

仕立て屋のマイスターの父とオルガニストの母の元に

生まれました。




母方の祖父も教会付きのオルガニストでした。



12歳には、ライプツィヒの神学校の聖職教育で

コーラス・オルガン・ピアノも学びます。



16歳の時には、父親が死去したことにより

音楽を本格的に学びます。



28歳 結婚しマインツに移住し、

Scott ショット社の作曲家・編曲家として活躍します。



1850年〜1851年(45歳の頃)

ピアノ初心者のために全106曲と予備練習からなる

「バイエル・ピアノ教則本」を出版します。



題名はついていません。

先生と生徒で演奏する連弾曲が含まれています。



その後は、「日本の船乗りの歌」など

60曲以上の愛国歌などをピアノ曲に編曲します。

彼の作曲活動は、経済的な成功を収めますが、



時代はロマン主義に移行しており

当時の音楽専門家からは、全く評価されませんでした。



1863年5月14日 57歳 マインツで没す。

マインツの中央墓地に墓所はあったが、

第2次大戦で破壊され跡地のみ確認ができます。



日本においては、

18年後(出版から30年後)の1881年

アメリカ人ルーサー・ホワイティン・メーソンにより

紹介されます。

ピアノスト園田高弘 先生のお父様 園田清秀 先生 などの

方々により編集・拡張が加えられました。

その後

高度経済成長期の一般家庭への

ピアノの普及により

日本独自の『バイエル文化』とも言える

ものが出来上がりました。



現代においてもバイエル教則本は、

保育士試験・小学校の教員養成過程に

取り上げられています。



韓国でも盛んで、ドイツ語はもとより

フランス語・英語・イタリア語・スペイン語・チェコ語

など様々な言語で出版されています。



意外と知られていないBEYERバイエルについて

いかがでしたか?





***



当教室でピアノを習ってみたいと思われた方へ、

<稲野辺純子ピアノ教室の現在の空き状況をお知らせします>



ひたちなか教室:水曜日の16:30〜

        日曜日の 15:30〜



那珂教室:金曜日の17:30〜

     土曜日の14:30〜



***



また<2022年度の4月生の予約>を

受け付けております。

4月にレッスン時間の組み替えを行う際

予約をいただいた生徒さんは、

在籍している生徒さんと同じ条件で、

希望時間帯のアンケートにご記入いただき

新体制でスタート出来ます。

新年度スタート後は、空いている時間帯にしか

入会できませんのでご了承ください。





当教室では、体験レッスンをお受けしております。

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