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中世から17世紀初頭のイギリス音楽について



安芸郡府中町たなべピアノ教室、

田辺 ルミです。

古楽器の演奏家の岩淵 恵美子先生のレクチャーを受講しました。

今回のテーマは
「中世から17世紀初頭までのイギリス音楽」について


ローマから伝えられたグレゴリオ聖歌が
13世紀、イギリス独自の発展を遂げ、
ソールズベリー司教区を拠点として
ソールズベリー聖歌が生まれ、
イギリス典礼音楽の基礎となりました。

クリスマス週間に歌われる

「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」が

イタリアのグレゴリオ聖歌から

イギリスのソールズベリー聖歌の
「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」

ドイツのコラールの
「いざ来ませ、異邦人の救い主よ」
(マルティン・ルターがラテン語を
ドイツ語に翻訳し、新たに作曲)

そして、J・S・Bachの
カンタータ61へと

変遷していった音源をひとつひとつ聴かせて

いただきました。


世界最古と言われるカノン

も聴かせていただきました。

下2声が「カッコウが歌う」と歌い続け、

上4声が「夏が来た」のカノンを歌います。

いわゆる、カエルの歌の輪唱の原型ですね!


後半は楽器製作者の佐藤裕一先生の

お話でした。

実はイギリスは、

イタリア、フランス、ドイツを差し置いて

16世紀から17世紀にかけて

鍵盤楽器専用の音楽が発展し、

多くのヴァージナル曲集が作られたというお話や、


【ヴァージナルとは、現代では
弦をはじく箱型の鍵盤楽器を
指すのだそうです】


イギリスにもたくさん輸出されてい

たというベルギーのアントワープ

ある ルッカース工房の

ヴァージナルの

お話などを聞きました。



フェルメールの絵画の中にも

ルッカース工房のタツノオトシゴの

マークが入った

ヴァージナルが描かれています。



そして、

鍵盤楽器における三大発明は、

⑴1700年頃の
クリストフォリのピアノの発明!

 ⑵1820年のエラールの
ダブルエスケープメントの発明
→連打がしやすくなった

⑶ルッカースファミリーの
鍵盤楽器製作体系

→それによって、作りやすくなり、
大量生産ができるようになったそうです。


知らない事が多く、
頭がパンパンに
なりましたが、大変良い勉強をさせていただきました。



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