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子育ての根っこ

安芸郡府中町たなべピアノ教室

田辺 ルミです。


冬休みになるとJRの新幹線の

改札口では孫や

子どもの到着を待つ

おじいちゃんやおばあちゃんの姿を

見かけるようになります。


改札口を走り抜け、おじいちゃん

たちの胸に飛び込む

子供たち、

その様子を微笑ましくみている

お父さん、

お母さん・・・。

家族に囲まれ、健やかに育つ

子どもの

ワンシーンは、

いつ見ても、こちらの心まで

ほのぼのとしてきますね。


*  *  *


4年ほど前でしょうか、

今は亡き山根希代子先生の

「子育ての根っこ」

という1冊の冊子を

私たち夫婦に、プレゼントして

いただきました。

山根先生は、

こども療育センターで

ダウン症、自閉症、知的障害、

脳性麻痺など

乳幼児期の

発達や子育てにかかわる診療を

おこなって

おられた小児科医でした。

診療に熱心に取り組んでおられて

いただけでなく、

ご自身の3人のお子様も愛情深く、

立派に育てられ、

さらにご自身の楽しみも次々と

見つけて

はチャレンジしてと

のんびりやの私から見ればどこに 

そんなに時間が

あるのだろうと思うほど、

スーパーウーマンのような

方でした。


「子育ての根っこ」は

先生が診療室や子育ての中での 

光景を

まとめたエッセイですが

まさに子育ての「根っこ」

の部分です。

一見当たり前なような事柄ですが

ひとつ一つを大事にしたり、

続けていくことは

大変なことです。

その中から、

私が1番好きな

「ちょっととした声かけで

芽生える自己肯定感」

をご紹介しますね。

* * *

山根先生ご自身が小学3年生の

ギャングエイジ

真っ只中の頃のお話、

マイペースで、何かに集中すると

周りが

見えなくなってしまい、

学校の先生から大声で怒鳴られないと

気づかず、

やめないというお子さん 

だったそうです。

ご本人にしてみれば、

何かに集中していてふと気が

つくと周りが

怒っているという

状況だったようです。

「どうせ私が・・・」と悶々と

していた

そんなある日、

おばあちゃんが泊まりに来られ、

食が細くご飯を残して食べない

山根先生に、

「この1粒を作るのにお百姓さんが

1年かけて、

ようやく白いご飯に

なっているのだから、大事に食べんと

バチが当たるよ」

と諭し、先生の手をとって

「働き者の手ばい。シワがいっぱい

あるいい手ばい。
  
人の役に立つよ」

と泥んこ遊びばかりしてシワだらけの

手を褒めてくれたのだ

そうです。

その頃から、だんだん周りが見える

ようになってきて、

ご飯を見ると、

「お百姓さんが1年かけて大切に育てて

くれた米粒だ。

残したらいけん」

自分の手を見ると、

「人の役に立つ手なんだ。人の役に 

立つように

手を使わんといけん」

と意識するようになり、


自分の手がいとおしくなったのだ

そうです。





おばあちゃんは、ご飯を通じて、

物事の「意味」を

教えてくれ、シワだらけの手を

通して、

丸ごと受け止めてくれ、

人として進むべき道に導いて

くれたのです。

子どもたちが健やかに

育つためには、

ちょっとした大人の支えが

大切です。

家族だけでなく、周りにいる

大人たちも

温かく見守って行けたらいいなと

思いました。


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