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リスト・巡礼の年第2年イタリアより「婚礼」

安芸郡府中町たなべピアノ教室

田辺 ルミです。

先日の午後は、レッスンと、

一部レッスンを変更させていただき、

聴講レッスンが21時半までに渡ってあり、

大変忙しい日でした。

本日の曲目は、

リスト作曲、巡礼の年第2年イタリアより
「婚礼」

巡礼の年 第2年イタリアは、

1837年7月から39年11月にかけて、

マリー・ダグー伯爵夫人とリストがふたり

で滞在したイタリアでの印象をもとに

している。

リストはかの地で、ダンテの

叙事詩『神曲』

などの文学作品や、ラファエロ、

ミケランジェロの絵画など様々な

芸術作品に

触れた。

その刺激を受けて作られたこと

は、全7曲の題名からも明らかである。



その第1番「婚礼」 / "Sposalizio"は、

ルネサンスの三大巨匠の一人、

画家ラファエロによる、聖母マリアと

聖ヨゼフの婚礼の場面

を描いた『マリアの婚礼』に

インスピレーションを受けて作曲された

宗教的な作品で、

明るく清澄な響きを特徴とした

素敵な作品です。


楽譜を見てみると、

宗教的な曲であるだけあって、

冒頭のテーマの音の動きは

音楽修辞学における

十字架がみられます。

この音の動きを用いて十字架の形を
作る手法は、

音の動きで絵画的表現を行う

音楽修辞フィグーラ、ヒポツィポシスと

見ることができ、

この後も、音の高さを変えて、

何度も出てきます。

頻繁に出てくるタイは不動のものを

意味します。


先生のレッスンでは、

ラファエロの絵の中にある、

マリアとヨゼフの婚礼の指輪交換の

厳粛な場面と

マリアに恋する右端の男の子が

ジェラシーを感じ、刀を壊していると

いう場面、

両極端のテーマがあり、

曲中に

その心理的な絡みを見つけることが

できるという

興味深いものでした。

リストは、彼自身のことを曲に

込める人だったそうです。

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