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バッハの音楽の捧げもの

古楽器(チェンバロとフォルテピアノ)の演奏家、岩淵先生による
レクチャー「J,S,Bachと3人の息子たちの音楽の周辺」をzoom で受講しました。

珍しいクラヴィコードの音源(鍵盤楽器なのにヴィブラートがかけられます)や興味深い楽譜や
演奏音源などがあり、あっという間に
時間がたってしまいました。


偉大なるバッハは皆さんご存知だと思うのですが、
バッハの息子、カール・フィリップ・エマニエル・バッハをご存知ですか?


バッハにははじめの奥さんとの間に7人、二人目の奥さんアンナ・マグダレーナの間に13人子どもがいましたが、C・P・E・Bachは2番めの息子で、ライプチヒの大学卒業後、プロイセン王国のフルート好きのフリードリヒ2世の宮殿おかかえチェンバロ奏者になりました。

そこへ父バッハが息子を訪ねてきます。その時にバッハがフリードリヒ2世に謁見するのですが、フリードリヒ2世はバッハに

「フーガを作ってみなさい」
と言うのです。

バッハは、
「なにかテーマをください」と答えます。

すると、フリードリヒ2世はフルートで、テーマを吹き始めます。 

半音階を含んだなんとも素敵なフレーズです。

バッハは即座に3声のフーガをジルバーマンのフォルテピアノで、
弾き始めます。 

さすが、バッハすごいですね!

3声のフーガとは、ピアノを習っているとバッハやバロックの小品を習った後、必ず勉強する「インベンションとシンフォニア」のシンフォニアをイメージしてもらうと良いと思います。

そして、簡単にやってのけたバッハに、

更に
「6声のフーガを作ってみなさい」
と言うのです。

さすがのバッハも6声はむずかしく、
後に6声のフーガを含む「音楽の捧げもの」を完成させ、
バッハの晩年の傑作となりました。

  





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