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スタインウェイの歴史

こんにちは。たなべピアノ教室です。


今日は、世界三大ピアノと呼ばれる

   ・スタインウェイ

   ・ベーゼンドルファー

   ・ベヒシュタイン


その中でスタインウェイのピアノの歴史についてお話したいと思います。


ピアノの原型ははイタリアの楽器製作者クリストフォリ(1655〜1731)によって作られました。



それまでの代表的な鍵盤楽器は 



チェンバロ(鍵盤を押すと爪が弦を引っ掻いて音を出す仕組み)や



クラヴィコード(鍵盤を押すとタンジェントと呼ばれる真鍮片が弦を
 

押し上げて音を出す仕組み)でした。  



そのために、鍵盤に触れる微妙な変化を表すことができませんでした。



そんな時に鍵盤楽器の可能性を大きく広げたのが、ピアノの発明だったのです。



初期のピアノは、音が小さく響かない、鍵盤が重いなどの欠点を抱えていましたが、



ピアノ製作者たちの創意工夫によりそれらの欠点は克服されていきます。



しかし、19世紀に入り、コンサートがサロンから大ホールで開催されるようになり、



ピアノは大ホールの隅々まで1音1音



クリアに伝えられるかという課題にぶつかります。



これを実現するために、スタインウェイは特別なアクション(鍵盤の動きをハンマーに伝える仕組み)



を作り改良を重ねてきました。



アクションの構造はこの100年以上の間、殆ど変わっていません。



さらに共鳴のためにリム(側板)と響板で作られたケース全体が振動するように



設計しているのです。



スタインウェイの創業者、ドイツ人のハインリッヒ・エンジェルハート・スタインヴェグは、



音楽の素養と 木工技術を生かし、家具の製作やパイプオルガンの修理に携わる中で、



1836年に自宅のキッチンで第1号のグランドピアノを完成させました。



その後、ヨーロッパの政情不安から一家でアメリカに移住し、1853年に3人の息子たちと



ニューヨークにSteinway &Sonsを創立。長男のセオドアは音響学と物理学を学び、



数多くのピアノ構造上の特許を取得して人気を不動のものにし、



1880年に祖国ドイツのハンブルグにも工場を開設しました。



次回は、スタインウェイ独自の構造や音色のことなどお話したいと思います。



   


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