目に見える成長と見えない成長と

さいたま市北区ピアノ教室　牧田です。

うちでは小さな畑をやっています。
土地を借りて、種子や苗を植え、日々手入れをし、収穫してまた植える。
と言っても作業はほぼ主人で、私はたまに収穫に行ってそれを食卓に出す係。
あまり畑には詳しくないのですが、自然から学ぶことは本当に多いなぁと思います。
野菜たちは無農薬で育てていて、多少葉っぱに穴が空いている時もありますが、私は農薬よりよっぽど安全と思い気にしません。
主人が言うには化学肥料をやると早く育つけれど、虫もつきやすく農薬が必要になるそうです。
土に着目して自然な肥料で育てると丈夫な作物ができるそう。
土の中に微生物が育ち、それが作物に良い影響を与えてくれるんだそうです。
（ただ、少し辛坊がいる時がありますけどね）
これって私たちの裸眼では見えないことですよね。


（うちでとれた野菜たち）

種を植えてから芽を出すまでに、タイムラグがあります。
種類によっても、その時の気候や条件によっても期間が変わります。
土の中で起きていることは私たちには見えないけれど、確実に種子は成長していて
その間世話をしながら待つんです。

これってピアノのレッスンにも言えることだなって、いつも思っています。
毎回の30分の中で繰り返し繰り返し学び、少しずつ少しずつ進んでいきます。
けれど前回までにやったことでわかってないことがあれば、その時はおさらいすることが必要です。
お子さんの持っている個々のペース、性格、個性等により形になるのには差があります。
でも大切なのは、ゆっくりでもしっかりと成長させること。
形を作ることを優先させると、結局それは遠回りになりかねません。
（それどころか、お子さんのピアノへの意欲を失ってしまうことになるかもしれません。
　その理由については、また後日書きますね）

土の上に芽が出ると安心しますよね。
芽が出る瞬間は、土の中からの成長過程の一瞬を切り取っただけのものです。
それを信じて見てあげましょう。

目に見える成長は、必ず目に見えない成長に培われています。

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