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最初に習う先生

私が最初に習ったピアノの先生は、
  
 おじいちゃん先生でした。

 お歳はおいくつだったのか......

 全くわかりません。

 当時の私、4歳。

 それぐらいの時って、

 大人の年齢に興味なし....っていうか

 わからない。

 お姉さん・お兄さんの次は

 おばさん・おじさん、で、

 その次はいきなり

 おばあさん・おじいさん、

 自分より年上の人間の分類は

 多分、これだけでした。


  

 それにしても、

 けっこうなお歳だったと思います。

 そして、

 すごーく、優しかった!

 叱られたこと、一度もありません。

 注意をされた記憶もなし。

 無条件に受け入れられていた感じ。

 出来の良い生徒だったから?

 残念ながら違うと思います。

 楽譜を読もうとしない子だったし、

 ちゃんと練習してこない。

 今なら当たり前だけど

 母親がフルで働いていて、

 当時そんな子はほぼ皆無。

 送り迎えは祖母で、

 時間を守る、真面目な人ではあったけど

 お稽古に熱心なタイプではなかった笑笑。

 

 習ったきっかけは

 4歳の私が

 「ピアノ習いたい!」と言ったから。

 いくつかのお教室に見学に行ったのを

 覚えています。

 でも、

 行っただけで「体験」はできなかった!

 なぜなら

 先生が怖すぎて、

 そこで習っている子どもたちも

 怖すぎて、

 私は母の座る椅子の影に

 隠れていた記憶だけがあります。



 おじちゃん先生のレッスンは

 今思えば個性的。

 教材は当時のアルアルで

 バイエルにメトードローズ。

 そこに毎回

 先生の手書き楽譜が1枚。

 これがいろんな曲で、

 しかも右手のメロディーだけ。

 左手の伴奏譜がない代わりに

 先生から和音を数パターン教えてもらい、

 毎曲、自分の好きなように

 和音伴奏つけてました。

 これが私には

 めちゃくちゃ楽しかった!!

 クリスマスの頃にもらう曲は

 もちろんクリスマスソング!




 もうすっかり暖かくなった頃、

 いい気分になって

 祖母の家で「クリスマスソング集」を

 弾いていたら、

 同居していた浪人中の従兄弟が

 勉強部屋から飛び出して来て

 「お前はアホか!?

 もうクリスマス、とっくに終わったやろ!!」

 と、殺されるかと思うくらい

 怒鳴られたのも

 楽しい思い出です。


 

 
 効率の良いレッスン、

 ではありませんでした。

 でも、

 ものすごく平和で

 優しい時間。

 ピアノを辞めたいなんて思ったこと、

 まーーーったく、なかったです。




 

 ある時突然

 先生のご病気で

 レッスンがお休みになり、
 
 その後もレッスンが再開されることは
 
 ありませんでした。


 
 結局、私の「楽譜を読まない歴」は

 おじいちゃん先生に習っていた4年間

 続きました。

 

 なぜ、読まなかったか?



 必要なかったんです。

 音符、読まなくても

 新しい曲は必ず

 先生が弾いてくれて、
 
 その瞬間がまた夢心地。

 家に帰ったら

 覚えているままを

 ひたすら弾きました。



 それがあってたかどうか〜?

 わかりません。



 でも、レッスンで

 否定された覚えはありません。



 「楽譜読まない・練習しない」

 それでも今、ありがたいことに

 ピアノを仕事にさせていただいてます。


 
  
 子どもさんが

 最初に習う先生、気になりますよね。
 
 

 絶対、こうあるべき!というのは

 なくていいと思います。



 ただ、私の場合、

 自分がピアノを始めた時の

 あの「優しい時間」だけは

 忘れてはいけないと思っています。



 大切なお子さんの
 
 「はじめてピアノ」

 お手伝いさせて頂けたら嬉しいです。


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