ご自宅での練習で…②

レッスンに通ってくださっている生徒様は比較的皆さん、ピアノを弾かれる時の姿勢が良いです。

私が拝見する時間よりご家庭での練習時間で保護者様の方が演奏されているお子様のお姿をご覧になる時間が圧倒的に多いと思いますので、「さりげなく」ご覧になって、「さりげなく」タイミングを見てのお声がけをしてあげて欲しいと思います。

一生懸命に弾いているうちに、いつのまにか鍵盤に顔が近づいて前屈みなご姿勢になられてしまいがちです。
ピアノを弾く時大切なのは、ピアノの端から端まで見渡せるようなご姿勢です。

　◉背筋が伸びていますか？
　◉肩を下げられて、首は伸びていますか？
　◉首だけ前に出ていませんか？
　◉目線は上に上がっていますか？
　◉腕の脱力は出来ていますか？

まだ、色々ありますが、この5項目くらいを目安に、そうしなさいではなく、
「なんだか最近、ピアノ弾く時、背筋が伸びているんじゃない？先生にそういう姿勢で弾くと良いって聞いたことあるけど、本当にいい感じ！」
「首まで一直線で綺麗な姿勢になったんじゃない？」
「肩を下げて弾いてると、いい音出てるね♪」

など、ご家庭では肯定的なお声がけをしてあげて欲しいと思います。


私もレッスンでは、幼いお子様のどんなに短い教本の練習曲でも、まずは一つ良かったところを必ず述べて、褒めて差し上げる事にしています。
それから、「そうそう、もっと良くなるとしたら…○○○○○すると、今の素敵な演奏がもっともっと素敵になると思うなぁ」
と、お声がけする事を心掛けています。

ご家庭での少しずつのお声がけにもお子様の敏感な心は自然に反応されていくと思います。