一人一人の歩み幅で…。

レッスン中、同じ教材を使っていて、同じ年齢のお子様に、同じことをお話した時のご反応、ご理解力、ご返答の仕方、全てが違います。
それがまたそれぞれのお子様の個性であり、どのご反応が良いとか悪いとかは絶対にないと思います。

ご自宅にその課題を持ち帰られてからの向き合い方もそのお子様たちによって全て違います。
練習する時に、保護者様のお子様への向き合い方も皆違います。
それは、そのご家庭ごとのルールや指針なので、お任せしています。
こちらからは、「ここがこう弾けるともっと素敵になるね！」「指はこうやって当てるといいよ、手首の力を抜いてみよう！」と基礎的な話は必ずレッスン中にお話しますが、そこからはご本人がどう向き合われるかだと思っているので、私は強制はしないやり方でさせて頂いています。

絶対に叱らない！
これだけは、自分のモットーです。
「褒めて伸ばして差し上げたい」
それによってお子様ごとに進度の差は出てしまうのは事実ですが、一つずつ納得して、出来てから進んでもらいたいと思います。

当教室は、ピアニストレベルの生徒さんを生み出したいという目標でレッスンしてはおりません。
ですから、コンクールなどへの積極的な参加の働きかけもいたしませんし、賞をとりたいから練習する、と違った取り組み方はしたくありません。

基礎について毎回話しますが、「練習するのは大変だけどあぁ、楽しい♪」「あ、おうちで練習すると、出来なかった所が出来る様になるんだ！嬉しい♪」と、お子様自身が自らそれに気付いてもらえるようであってもらいたいと思って接しています。

保護者様によっては、コンクール目的の方もいらっしゃると思います。それは、決して悪い事ではありません。
私の今目指しているお教室の形とは違うだけの事です。
どんどんコンクールに出場させていらっしゃるお教室は沢山ありますので、目的によってのお教室選びをなさる事をお勧めします。


私は基礎はお教えしますが、とにかく、お子様と「音を楽しみたい♬」
それが全てです。
そういう同志が集える場所を提供し続けたいと願っております。